翻訳とは, 「音節数や文字の長さをだいたい同じにして, 同じ時間で同じだけの意味を伝えること」
意味は通るけど長ったらしい•••と思うと, 意思疎通のテンポが乱れてしまいますよね。
「音節や文字数をだいたい同じにする」という主張を, 実例をふまえながらご紹介していきます。
2.2.1 次駅案内
これまで鉄道業者の表現の違いをみてきましたが, 次駅案内だけでも非常に多くの表現があることがわかりました。
次はAです。(でございます)
次の停車駅はAです。
すでに見てきたスクリプトでは次のものが多かったですね。
The next stop is A.
The next station is A.
Next stop is A.
The next stop will be A.
これはこれでよいですか?
直すとしたら何かありますか?
たとえば・・・
Stop と Station だと何が違いますか?
The でよいですか?
is と will beの違いはありますか?
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↓リンク: 訳例↓
2.2.2 次の次の停車駅
The stop after A will be B.
We will be stopping at A, B, before arriving at C terminal.
We will be stopping at A, B, before reaching C terminal.
表現が様々ありますが, これでいいですか?
もっと簡単 (数式やコードで言えばエレガント(笑)) にできませんか?
「終点」という表現は terminal でいいですか?
少し考えてみてください。
↓リンク: 訳例↓
2.2.3 到着案内
まもなくBです。
まもなくBに到着いたします。
We will soon make a brief stop at B.
We will soon be making a brief stop at B.
We will soon arrive at B.
We will soon be arriving at B.
字幕では上記の他に
B soon.
なんてのもありました (JR西日本の金沢支社だったか? いや, JR東もどこかで採用していたような)。
4音節で「まもなく」を表現できます。
「まもなく」の意味にこだわらなければ最短 2音節 でOKです。
あなたならどう表現しますか?
↓リンク: 訳例↓
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