人によっては、1日何十回と注意しなければならない「とびら」もしくは「ドア」
英訳する場合は
Be careful of the doors. でもいいですが格好わるいです。
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「とびらに注意する」
= 「一歩後ろに下がる」「とびらから離れる」
と考えて訳すとこんな感じになろうかと思います。
Get back from the closing doors.
Stand away from the doors.
しかし, Get backには「離れる」の他に「戻る」の意味があるため
(例) Get back home = 家に戻る
一意的に主張が伝わりません (あいまいさが残ります)。よって不適切。
Get away, Stand awayなど away を使うと,
一歩下がってほしい意味よりはもっと離れなければいけない意味に取られます。
特にGet away となると, 「離れろ!」「去れ!」といった命令口調となってしまいます。
(例) 爆弾だ、離れろ!!
It’s a bomb! Get away!!
そんなこんなで「とびらにご注意ください」としてよく利用されているフレーズは
Stand clear
という言葉です。
使用例
Stand clear of the closing doors, please. (ニューヨーク市地下鉄の自動音声)
The doors are closing. Please stand clear of the doors. (BART)
Please stay clear. (ディズニーリゾートライン)
他の国ではどう表現されているのか私は知りませんが, ドイツの地下鉄放送で流れていたのは
Bitte zurückbleiben. (びてつりゅっく ぶらいぶん) 「お願いします、後ろに下がってください」
「ご注意ください」というあいまいな言葉よりも
「下がって」と具体的に命令してもらった方が解りやすくて爽快感すら覚えます。
ということで, 「とびらにご注意ください」でした!
次回は「(ボタンで) ドアを閉める際には後ろのお客様にご注意ください」です。
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