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雑感: そもそも案内放送がなぜ必要なのか (3/3)

なんでそもそも案内放送が必要か? に関する考察, 続きです。
 
 
(時間・経済)Aで必要なもの: 次駅案内 (乗換案内, 到着時の案内はあってもなくてもよい)
(治安)Bで必要なもの: チカン対策・優先座席のルール・携帯の通話(携帯の電源OFFはあってもなくてもよい)
(人命・安全)Cで必要なもの: 通過電車・列車の進入に注意
 
 
 
現状は最低限より多めの注意が, それなりの頻度で, それなりの言葉遣いでなされています。
 
うるさいと思うのは「頻度が多いから」でしょうし,
聞いてイラッとしてしまうのは「表現のしかた」に問題がありそうです。
 
 
 
人に動いてもらう, 何かを聞いてもらうときにはメリットを強調し, 丁重な物言いでなければなりません。これは日本語も英語も同じです。
(英語に「敬語」という教科書の単元がないだけ)
 
 
【表現のしかた】人によってOXラインが異なるでしょうが・・・僕のOXラインはこんな感じ。
 
X そもそも駆け込んでいない大多数の客に対して紋切型に言う「駆け込み乗車はおやめください」には意味はなさそう
 
→まーた何か言ってるよ, 繰り返しすぎ・・・
 
X 実際に駆け込んできたお客ひとりにモノをいうため, 何百人が聞いている放送を使うのはどーかと思う
 
→目線の高い注意となって終わり, ちゃんとしている人が不快に感じる
 
O 実際に駆け込んできた場合に, 「お客様におねがいいたします: 列車の定時運行は, お客様みなさまのご協力によってなりたっています。(秒単位の) 定時運行とお客様の安全のため, 駆け込み乗車はなさらぬようご協力ください
 
→目線がヨコになり, 不快感は小さい
 
 
X 下がって!列車が発車できません!!
 
→うるせえ、そりゃ会社の事情だろーが
 
O みなさま, 事故防止にご協力ください / お客様の安全のためです
 
・・・等々
 
英語ではよく聞きます。Your が日本語では「お客様」となっているだけ。
Thank you for your cooperation. とかね。
For your own safety, … とかね。
 
JR新潟地区の For safety's sake  には驚かされましたが。笑
 
 
目線の高さや言葉遣い, 頻度, 気持ちがこもっているかいないかが全て影響しています。
快適な (with comfort) サービスと, 鼻に付く(with nuisance) サービスは本当に紙一重。
結局は社員教育から始まるのでしょうね。
 
 
結論:車内放送はなんだかんだで必要。ちゃんと意味のこもった案内であれば普通に聞く・聞き流すことができます。「この放送いるの?」「うるさい!」と思った場合は, 
・意味がこもっていない
・頻度が無駄に高い
・言葉遣いで人を苛立たせている
 
上記のいずれかであるため, 案内をする側が十分に気をつけなければいけないのでしょう。考察になってましたでしょうかねぇ?
 
 

 

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