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日常生活で英語を楽しく学ぼう!英語習得したらアメリカでドライブ!

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アメリカ南東部横断May'18-8 緊急時の高速運用・・・「計画的逆走」

天変地異。日本では地震が起きやすいので, 地震対策への表れがインフラそのものにみられますが, アメリカの高速道路においては頑丈な橋脚がないんじゃないかと思ってしまうほど細いものが多いです。

 

インフラそのものに感動するのもドライブの楽しさのひとつですよね!

今日は久々にアメリカでドライブ!を更新します

 

 

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日本の橋脚 (鳥居をイメージしたらしい, 京都市阪神高速8号) Google Maps

 

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サンフランシスコ・101号線の橋脚 Google Maps

 

建築の専門じゃないので強度的にどうこう言える立場に僕はありません・・・

同時期の建築を比較すべきなのでしょうが

 

阪神大震災と橋脚倒壊を経験した日本では橋脚の太さが全然違うわけですよ。

こういう建造物そのものは日本すごいなぁと感じます。

 

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実際に天変地異が起きた場合はどうするのか・・・

福島では片側車線しか使えず, 大渋滞が起きたという事実をNHKの番組で知りました。

アメリカの高速道路では, 地域によって 非常時に逆走運用する計画をあらかじめ持っています。

 

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全てのクルマがこっちを向いている・・・ 巨大ハリケーンがくる前に都市を脱出

 

Evacuation Contraflow などと呼ばれるようです

 

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「ハリケーン時は路肩使用OK」の路面標示 テキサス州 ヒューストン近郊
29.779011, -95.953654

 

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 29.777374, -95.894474 上記と同じ道にて (Google Maps)

「ランプ点灯時は避難のための対向車線逆走可(2マイル先)」

 

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「点灯時は緊急放送が流れているのでラジオを聴くこと」

という看板があらわれ、

 

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 コンクリート中央分離帯が可動式のものに置き換わる・・・

 

同様の設備と計画はテキサスのみならず, ルイジアナ州にも。

 

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29.999327, -90.186294 (I-10 西行き)

 

ルイジアナ州においてこれら計画は, 未曾有の災害となったハリケーンカトリーナ(2005年8月)が来襲する以前からあったとのこと。ハリケーンの危険性は役所もあらかじめ認識していたのかなぁ。

 

テキサス州においては一連の看板・設備についてはハリケーン・リタ来襲後(2005年9月)に設置されたようです。また、

 

「ガソリンの供給が途絶えないように
 緊急時は州が手配する」

役所が手配してもタンクローリーが渋滞に巻き込まれることが想定されますが,
各社が各様にガソリンを手配するよりも効率的, ということらしいです。

 

 

「逆走が許可されていても動きは遅かった」 カトリーナ関連書籍を読んでいたら, そんなことまで書いてありました。「時速1マイルくらいだったよ」

 

 

「全都会避難」など現実的にはありえないかもしれませんが

想定されるあらゆる現象に対策を考えておくことも インフラ人・役所にとっては貴重な仕事なのかもしれませんね。

 

ソース


 

 

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