「プレミアムフライデー」と「働き方改革」 1 2 3 4
評論家にはわかるわけがない、サラリーマン環境。
プレミアムフライデーが失敗だとか 愚策だとか 批判は自由にすればいい
対案を述べるのは好きにしてくれって感じですが。
僕はプレミアムフライデー肯定派。
旗として必要だと書いてきました。
制度を導入できるか できないかは企業側の都合。
働き方を改革できるか できないかは個人の都合。
周りの環境を嘆く前に, 自分でできることをやっていこう
こう思える個人が増えるだけで「プレミアムフライデー」は旗印として成功なのです。
自分を変える個人が多ければ グループが変わっていき
グループが変われば 部署全体が変わっていく・・・
これの繰り返しだと思うんですよね。
具体的に何ができるかって・・・?
僕がやっていることを少しだけ紹介しますね。
ホワイトカラーの「働き方改革」ってなんだろう?
僕はこう思います。
(法令遵守+安全を大前提として)
判断の基準:
それをすれば儲かるか?その行動で付加価値をつけられるか?
それ以外のことは
1・やらない
2・完成度を下げる
3・ラクにする
4・1−3を認められるような組織に変える
要は ・・・
いらないと思うものは省いてみる。
どうしても必要なら完成度を下げてみる。
ラクにできるようにする。
スポーツの審判と同じですよ
ファールとして笛を鳴らされるか, それとも黙認されるのか
どんなプロにもギリギリラインがあるように
例:野球のストライクゾーン, バスケットボールやサッカーのファール
忙しいビジネスマンもプロとしてギリギリラインを攻め続けるべきです。
1)「やらない」Leave them undone.
・会議, 多くないですか?
要らない会議は 議論して斬っちゃいましょう!
・新しいシステム使いましょ
印鑑
→印鑑なしでもいいんやない? 要るなら電子印じゃだめ?
いつまでスタンプラリーを続けるのだろう。
本当に必要な印鑑は限られているはず。影響額XX万円までは印鑑なしでOK, 現場裁量OKみたいなのを決めることから始めないとね。こればかりは賢いトップがルールとして決めてもらわないと困ります・・
FAX
→メールやクラウドでいいじゃない。記録を残すことがFAXの存在意義
インターネットFAXなるわけわからんサービスまで出てくるのが興味深いところ。
「いまFAX送りましたんでご確認ください」という電話を投げるあたりも面白い
その電話投げるんだったらメールでええやん。笑
電話当番
→営業時間外の着信拒否をしている会社さんは数多くありますが・・・
オフィスにいないとできない仕事は 遠隔地からもできるように変えるべき!
2)「完成度を下げる」Go away from perfection.
資料作りのがんばり屋さんによくいる完璧主義。
えらそーに言う僕もこのひとりでした。
重要でない箇所のビジュアルに凝っても時間を無駄に使うだけ。
見る人の影響度合いを考えて完成度を決めてください。
ヒラ社員視点ではこんな感じ。
・5人がみる資料(例:会議資料)
→てきとーでOK、大切なところを外さない
・100−1,000人がみる資料(例:ちらし、大きめの会議資料)
→時間をかける
しゃべる人・みる人の気持ちをあらゆる立場に立って考えて作る。 "Put yourself in other people's shoes"
・100,000人がみる資料(例:プレスリリース)
→ヒラ社員には仕事が回ってこない(表現を勉強せよ)
僕自身, 最近はマリオメーカーを主題にしているYouTuberの動画にハマっています。
YouTuberさんたちは毎日「100,000人がみる動画資料」を作られているわけですよ。
リリース直後(午後7時が多いのかなぁ)から真夜中までに2万くらいのアクセスがあり
視聴者が自由に甲乙をつけていくわけで・・・
YouTuberの仕事っぷりを見ていくと
・クリックしやすいタイトルと見出し
・見やすく編集
・飽きないような工夫(尺, コンテンツ)
・完璧ではないが十分に満足できる
などに学びのポイントがあり, みていて勉強になります。
おそらくは多くの動画投稿をこなす中で洗練されていったのでしょう。
動画(話し言葉の表現)と書面(書き言葉の表現)では異なりますが
10万人影響の仕事を, ほぼ毎日, 短時間でやり終えているのがすごい。
3)「やり方を変える」
・これじゃダメですか?
適切な権威勾配があったら上下から提案ができるはず。時代の流れについていくためには上の話だけ聞いているようじゃだめ。新技術の活用はどう考えても若い人の方が長けている。そういう時に部下の意見は上司にサッと拾い上げられるべきです。
厄介なのは部下の話聞かない系の上司。
そういうのに当たってしまったらどんまい。じっとしているしかなさそうですね・・・
・単純作業は機械にやらせる。
= Excelに強くなり"マクロ"を作れるようになる。
ある程度時間が要りますが 同じことを何回も手作業で繰り返すのであれば, 機械にやらせた方が断然おトクです。あなたひとりだけがやる作業ならともかく, 部署全員が同じことをするのであればなおさらです。
Excel「開発」"Developer" タブは表示されていますか?
ITのシステム導入ができたら・・・
導入できる予算も知識もウチにはないから・・・
フリーソフトを入れたいけど 会社PCのセキュリティが強くて自由に導入できないんだ・・・
などと言ってドラえもんに泣きつく前に, 単純作業の繰り返しをやらせるマクロを自分で作って周囲に展開してみましょう。
・コピペ
・メールの作成 ←自動作成でかなりラクになりました。
・データの集計
短くて数時間, 長くて数日あれば作れます。僕もまだまだ書くコードは初歩ですけど
プロセスとしてはこちら。
Excel標準機能の「マクロ記録」を使ってみる
↓
今あるマクロ(他人が作ったもの)を理解する
↓
何を機械にさせたいのか 終了イメージを明確にする
↓
他人が作ったものを参考にして, 自分で作ってみる
↓ ↑(くりかえし)
エラーを食らう、デバッグする
今の時代, わからないことは全て検索バーにぶち込めばOKです
「コピペ vba」
等で検索するだけで解決します。
無料、自動でガンガンメールが作れるようになりました。
自動化するメールの基準:
半年に2−3回送るメールはエクセルを使って
自動化させた方がいい。
あれどうやって書くんだっけ
誰にどうやって申請するんだっけ
えーと過去のメールボックスを見直して・・・
それだけで時間ロス。
本流から外れてしまうので, 作業効率ダウン。
その間に電話がかかってこようものなら・・・・・
あの、
「やり方を変える」ってこれだけじゃないですよ。
そこらじゅうのビジネス本に書かれてますし、なかなか体現できないですけど。
4 組織を変えていく・・・
"Change Lives, Change Organizations, Change the World"
旗を振るのと同じで 雰囲気や文化を変えたいなら 主張し続けることが必要
もちろんそこには「干される」リスクもあるのだけど
その程度で干されるのであれば そんな組織には属さないことをお勧めしたい
自分にある程度実績や信頼感がついてきた状態で
あれはやる、あれはやらないと主張し続けると 周りの人も真似をするようになる
まずはチョー簡単なことから。新入社員時代を思い出して
おはようございます、いってきます、
おかえりなさい、お疲れ様でした
そして 机の上を限りなくフラットにして帰る
これを毎日行っていれば その努力を認める人が出てきます。
認められる状態になった上で, 1−3で述べた改善提案を言い続ける
そうすれば 自ずと組織は変わってってくれるものです。
僕も新しい組織に属してまもなく2ヶ月が経ちます。
何かが変わりはじめました〜
金曜早く帰れているかどうかをみる指標じゃ全くありません。
国がすべての企業に対して業務プロセスの改善(BPR*)を要求している
*BPR = business process reengineering
こんな珍しい機会 "Chance / Opportunity" は なっかなかありません。
すばらしいチャンスは活かしてこ!!
=おわり=
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僕自身について少し。
みなし労働とかいう制度で月々の正確な業務時間がわかりません。
公私あわせて年間100泊するホテルで, 深夜遅くまで とか
土日のどっちか家で仕事する とかよくある感じ
メール作るのも電話するのも時間が惜しいのよね
「お客さんとの酒に付き合う」もだいじな仕事
けど業務時間にはカウントされません
私用で定時なんかに帰ることなんてあったっけ。
等比級数のごとく業務が増えていくけど
そのぶん軽くするとこ抜くところを増やしていかなきゃならない
だから本気でがんばっている。
みなさんもいっしょにがんばろー! というメッセージでした。