現金が使えない!
物価高い!
まじか!!
Golden Gate Bridge を渡るのは5年ぶりでした。
サンフランシスコへ向かう方向だけ課金されるシステムは変わりませんが、前回は現金が使えたような…しかももっと安かったような。
今回は物価の高さと時代の変化を感じる渡橋となりました。
日本の有料道路はいつまでたっても「ETCと現金」の2本立て。民営化をしても結局は足並みを揃えた進化しか見せません (ETC 2.0ってなに?)
アメリカの有料道路をみていると数年で違いが出てきます。有料道路が州や地域によって異なり複雑怪奇になってはいますが, それぞれの地域で新しいことを考え, 即刻導入をすることにより 絶えず変化をみせている感じがします。
複雑な有料道路についての記事はこちらをごらんください:
Golden Gate Bridgeの料金収集担当者はいったいどこへ・・・。
料金所のゲートは残っているものの, すべて無人化されており,
ナンバープレート撮影型
の有料道路となっていました。
同じサンフランシスコ・ベイエリアでも有料橋がいくつかありますが, Golden Gate Bridgeだけが課金会社が異なり, 2013年にいち早く無人化を達成したとのこと。
(その他の有料橋は2018年現在まだ現金が使えますが 無人化を検討中)
San Francisco-Oakland Bay Bridge
Richmond-San Rafael Bridge
San Mateo-Hayward Bridge
Dumbarton Bridge
無人化をするにも職員の配置換え問題
無賃通行する人を捕らえるのにかかる費用
などが発生し, そう簡単にはメリットがでないというのが実情のようです。
(地元紙記事参照)
全自動課金ができれば,
ラッシュアワーかそうでないか, 乗車人数(1人か複数人か)によって料金が異なり, ラッシュアワーで複数人乗っていれば割引を受けられるなど柔軟な料金体系を実現できます。
実際に旅行される方への注意:
カリフォルニア州の導入するFasTrakは受信端末に乗車人数の設定をすることが必要で, 基本的にはレンタカーにはついていません。なので
・レンタカーで有料道路を通る場合は複数人数割引(Carpool)は受けられない
・ナンバープレート撮影型の場合はレンタカーではナンバープレート撮影料金(PlatePass)がかかり, レンタカー会社によってこの料金体系が異なる
ということを押さえておいてください・・
僕が使ったNational Car Rental では有料道路使用日 1日あたり$3.95の撮影料金がかかりました。(「有料道路使用日あたり」というのは良心的です。中には「全レンタル日に有料道路を通行した」とみなす会社もあります)
平日の夜に渡ったので, Golden Gate Bridge の渡橋1回あたり$8.00でした。
合計なんと$11.95
今は円安なので橋を一回渡るだけで1,300円・・・・・
当然の如く後日請求でしたが 渡ってから1ヶ月もしないうちに請求が上がってきたので, 比較的早い方だと思います。しかしまあ昔もこんなに高かったかな・・
地元民がFasTrakを使えばさらに安いプランがあるようですが, 地元民がFasTrakを登録・口座維持するところでも費用が発生するらしく 乗れば乗るほどお得になるようにうまくできているみたいです。
ちなみに。渡橋後48時間以内であればネット上でクレジットカードで支払うことができ, この支払いを済ませれば, $3.95の追加料金は取られないはずです (どこの世界でも知っているか, 知らないかでかかる費用は変わってくるものです・・)
有料道路の話はこの辺で・・
さて,シリコンバレーでは1泊だけしかできませんでした。
宿代がニューヨークと同じくらい高かった。
希望のホテル系列 (IHG, ホリデーイン)で最安値を示したホテルに泊まりました。これ以外の宿泊は全て税込・朝食込みで$100-130というのが多かったですが
15%割引が効いて $180/泊 朝食なし
これに別途税金が$30ほど。宿泊税だ 市税州税消費税 どれだけTaxとるのっていうぐらい取られ,せっかく受けた割引が税金でパアになりました。$210
「プライベートな宿泊に会社割引を使って良い」
充電があってこそ成果がでる, 外資ですが そんな考えの会社に勤めていてよかったぁと思う瞬間です・・・
ホテルのロビーでアジア人が猛烈にパソコンを叩いていたり
テーブルで会議していたり
晩9時に電話で問い詰めていたり
"What do you mean you don't have it? Seriously??"
これだけで上司部下の関係とわかり 叱り文句確定ですよ・・・
田舎旅をずっと続けてきた身としては, いきなり都会文化に出会うことになり 驚きを隠せませんでした。ほろ酔いサラリーマンが何かと多い日本のホテル・ロビーとは異なり, アメリカン・ドリームを摑もうとする白人やアジア人の仕事好きさが垣間見えました。
洗濯と乾燥、洗剤に $10
(洗剤と思って買ったものが単に柔軟剤でしかなかった、、、洗剤は$8もしたので買わなかった)
洗濯用にクオーターが24枚欲しいのに さすがはシリコンバレー。自動販売機はもはや現金を受け付けてくれませんでした・・。
物価が高すぎるホテルからは逃げ去り, 朝ごはんはローカルのスーパーで買った安めのサンドイッチ$6 ですませました
あまりにいろんなものが高すぎるので物価の高さをfacebookでつぶやいたところ, 友人からシリコンバレーの家賃事情を知ることができました。普通の独り身用の部屋でも月額20万円超とのこと。
90年代の初頭, 僕が大事な子供時代を過ごした町。英語の楽しさと出会い, 人種のるつぼやアメリカの教育方法に魅力を覚えた町。地形とインフラという箱はそのままながら, 住んでいる人が変わってしまったのかな。。そんなさみしさまで覚えてしまう物価高き一夜でした!!4年前 (2014年)はそんな高さは覚えなかったんやけどな!
「資本主義」を感じる場所でした・・
^^ 北: カリフォルニアの原生林 ^^
vv 南: Big Sur カリフォルニアの西海岸 vv
アメリカでドライブ!西海岸縦断編
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