その世代のお子様がいらっしゃらない限り, 長らく手にしたことがないと思われる
「たしざんのドリル」
1 + 7 = ?
2 + 5 = ?
13 + 21 = ?
などの問題が並ぶ, たしざんのドリル。
おそらくは小学校1年生向けです。
そりゃあ引き算もあるかもしれません。
前職を辞める際, 楽しかったその職場の同僚たちで これから子育て世代となる人たちに たしざんのドリル を餞別の品のひとつとして渡しました。
なんでそんなことするんだあ
普通にハンカチとか商品券とか ひとりひとりにあった品とかにすればいいじゃないかあ
と考えるのが普通と思いますが, どこかネジの外れた僕は たしざんのドリル をメッセージ付きで渡しました。
(ネジが外れているからこそ 僕は日本的なその会社を辞めることになったのでしょう。国際感覚の涵養に努める, を社是のひとつとしてうたっていたその会社に, 国際感覚は不要でした)
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たしざんのドリル
子育て世代に突入するあなたへ
何通りも解き方や考え方があると思いますが・・・
あなたは 何通りの解き方や考え方ができますか。
あなたはそのうち
どの解き方を重視して子どもに教えますか?
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渡した文面などは覚えていませんが, 大意は上記の通りでした。
営業をしながら 大量の事務作業をこなさないといけなかった僕。
事務作業は簡略化するに限ります。作業結果が形として残っているのであれば それでマルなはず。事務作業に限った話, プロセスは無視でOKです。
もっと欲をいえば, プロセスをボトムアップでデザインしたかったところですが, 残念ながら問屋が「トップダウン」を譲らなかったため 上下間でギャップが生じてしまいました。上下ギャップを解消するために尽力すべきなのはどこのサラリーマンも同じかと思いましたが, 人生で無駄な時間を過ごすのはアホらしかったため, 僕は次の段階へ進む決断をしました。
猪突猛進は大事だけど, 猛進する方向はもっと大事だよ
この言葉が出てくる背景には上記のようなことがありました。
さて。
残念ながら、家族同然の時間を一緒に過ごした元同僚たちには問いかけのみで終わってしまいました。
あなたは 何通りの解き方や考え方ができますか。
彼らに対する問いかけの, 僕の意図は次の通りでした。
その「答え合わせ」を僕はブログにアップすることにしました。
僕がたしざんのドリルにこめた思い
1・頭で考えて計算が早くなること
2・筆算が使えること
3・電卓が使えること(普通の電卓, iPhone, テンキーの操作法など)
4・算盤(ソロバン)が使えること
暗算ができること
5・書いてある数字を使って文章題(やストーリー)がつくれること
6・エクセルが使えること
セルひとつひとつを入力して たしざんができること
セルひとつひとつを入力して SUM関数が使えること
セルひとつひとつを入力すれば 次回以降同様の計算ができるようなマクロを作れること
7・あなたが大事だと思うプログラミング言語でたしざんができること
今の時代だったら画像認識をさせれば答えが出るようなアプリもあるかもしれませんね。そういうアプリを設計できるような技術を持つこと
(僕にはできないが 子どもの可能性としては 考えられる)
8・日本語で数式を読み上げられること
9・英語で数式を読み上げられること
10・中国語で数式を読み上げられること
(その他 貴方が子供に学ばせたい言語で読み上げられること)
などなど
あなどってはいけない,
たしざんのドリル。
解き方や考え方は山ほどあります。使い方はあなた次第。。
僕は「業務効率化」のためにマクロ作成を選びました。
毎日7時半出社の9時半以降退社だったとはいえ, 早く帰りたいもん。
無駄な仕事を増やしたくないもん。
見向きもされなかったマクロのボタンですが, 突如退職を発表すると皆さんに大騒ぎされました。その後のことは私もあまり詳しくはありません。
しょうもないコピペが大量に発生しているのであれば,
しょうもない電話が毎日発生しているのであれば,
何かのシステムを貴方が変えはじめるべきです。
そのためのスキルはつけるべきだし, それを学ぶ姿勢は大切にするべきです。
それがいい方向のはずなのに理解されなければ, それを理解してくれる組織に移ることを希望しましょう・・・
猪突猛進は大事だけど, 猛進する方向はもっと大事だよ
貴方が新年にたてる目標の一助となれば幸いです^^