ここは氷河が作った世界遺産(1995年制定)。アメリカ・モンタナ州とカナダ・アルバータ州をまたぐ2つ国の国立公園です。。
アメリカ側は Glacier National Park
カナダ側は Waterton National Park
といいます。それぞれ車1台あたりの入場料がかかります。。アメリカ側は7日パスで強気の$35 (4,000円弱), カナダ側は24時間C$7.80 (660円)という設定。
アメリカの国立公園は公園として整備され, 公園内に町が広がっていることはあまりありませんが, カナダの国立公園は人家もたくさんあります。
高校の地理で習う代表的な氷河地形 U字谷 というやつをこの目で初めて見ました。すごい。本当にUの字になっている・・・
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すごく平らな道を行くのかと思いきや, 途中からは急激な山道になります。
空が青いと, 湖の青も映えますね!!
この日は日曜日だったので人が多い部類だったみたいです。早起きして行ったにも関わらず, 駐車場問題にぶち当たりました。
山の上には駐車場スペースが大量にあるわけではありません。
ですので, 朝早くに行くか, 時間のある方は広い場所に停めて, そこからシャトルバスに乗っていくことをお勧めします。この道の名はGoing-to-the-Sun Road と言い, 天井の空いたシャトルバスに乗れば運転の義務感から解放されること間違いなしです。
麓の駐車場もそう空いているわけではありません。
人が増えすぎたのでしょう。
僕の持っている2012年のガイドブックから比べ, 入場料金の値上がり率が+40%となっていました。($25 --> $35)
それでも観光客の増加には勝てません。。
収益が得られるところから稼ぐ。。資本主義的なやり方ですね。
山頂付近にあるLogan Pass Visitor Center に行ってみたかったのですが, 満車かつ人ぱんぱんという感じでした・・・
日曜だったからなのか, はたまた平日も同じなのか。
入場券売場のおっさんは「混んでるときはこんなもんじゃないよ〜。今日はパソコンが調子悪くてねえ。渋滞してるの。」なんて言ってたのですが。挨拶より先にパソコンの調子が悪い, という報告が来たのにはびっくりしました。笑
U字谷がみられるエリアは道幅がかなり狭く, 駐車スペースを見つけるのも一苦労です。
道幅はこんな感じ。キャンピングカーは立ち入りが制限されているので, すれ違う中で一番大きいのは公園のシャトルバスでしょうか。。
片側はガードレールとはいえない壁。落ちたらまぁ大問題でしょうな・・
シャトルバス(画像検索より)
天井が空いて, ちょー気持ち良さそう。
これに乗るのナンボするのかは知りませんが・・
このエリアは3つの分水嶺になっていて, ミズーリ川水系はメキシコ湾(南東)に, コロンビア川水系は太平洋(西)に, そしてサスカチュワン川水系はハドソン湾(北東)にそれぞれ注ぎ込みます。
カナダ側。
国境はそれなりにスムーズに通してくれました。
いろいろと質問をしてくるのが国境警備員。。入国時が厳しく, 去る者は問わずというスタンスはアメリカもカナダも同様。
・どこ行くの?--> そこの公園に行こうと思う, 名前なんだっけ。ウォートンだっけ(正しくはウォータートン)
・何日間いるの?--> 2−3日だね。バンフにも行って, 最終的にはワシントン州で国境を渡ろうと思う。
・銃 (Firearms) とかは持ち込み禁止だよ。大丈夫だね? --> ああ, もちろん。
クマのプーさん的な感じで木によじ登るクマ。
この姿を見て, 黄色い熊など現実にはいない!!と思い知らされました。笑
そしてそれを撮影するために路肩に停めまくる観光客。
僕もそれを真似して路肩に停めて車外へ・・
(これらを取り締まろうとする警察に気づけたことはよかった・・・)
パークレンジャーって駐車違反も取り締まるんやね!!!(あせ)
カナダ人はこういう欧州風な建物が好きなのだろうか・・・
すごい平穏な雰囲気にみえます。。
こっちは活気のある町・・という感じでした。外のレストランでくつろいだり, 水辺で遊んだり, ボートに乗ったり。
アメリカの国立公園とは何か違うなあと感じた次第でした。
ひとり旅には向かない。笑
間違いない, ここは誰かと一緒にくるところだ。
Google Mapsはうまく人がいない時間帯を狙って撮影していますが, ここは実際人だらけでした。
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