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10.15 歌詞: Winter Wonderland

うわーーーー知らなかった。Winter Wonderland という雪国を思い浮かべるようなすてきな世界を描く曲ですが, よく調べてみるとふたつバージョンがあることに気がつきました。確かに両方聞いたことがあります・・・。ひとつは大人向け, ひとつは子ども向け。へぇぇ。

 

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Bing Crosby - Winter Wonderland (1962); 動画2分半

https://www.youtube.com/watch?v=zifGp5KTBKg

いずれもYouTube動画の埋め込みができなかったので, リンクだけ紹介します。これの動画解説がなかなか詳しいですが・・・

Amy Grant

https://www.youtube.com/watch?v=gcXSm51UI5M

f:id:dutcheez:20191124213717j:plain

新潟・雪降る萬代橋にて Winter Wonderland になりかけた雰囲気を漂わせています・・

歌詞 (大人向け)

1934年に作られた曲と歌詞です。80年以上も歌い継がれる曲って日本にあるだろうか・・・? 戦前の曲といえば, 音楽の教科書に載っていそうな童謡くらいのものでしょうか。とすると, この冬の季節曲もアメリカ人にとっては童謡のようなものなのでしょう。ちなみに歌詞の中に「クリスマス」という語はひとつもでてきません。

Sleigh bells ring, are you listening

In the lane, snow is glistening

A beautiful sight, we're happy tonight

Walking in a winter wonderland 

 

Gone away is the bluebird,

Here to stay is a new bird

He sings a love song, as we go along

Walking in a winter wonderland

 

In the meadow we can build a snowman

And pretend that he is Parson Brown

He'll say "Are you married?" we'll say "No, man,

But you can do the job when you're in town"

 

Later on we'll conspire, as we dream by the fire

To face unafraid, the plans that we made,

Walking in a winter wonderland

 

Sleigh bells ring, are you listening

In the lane, snow is glistening

A beautiful sight, we're happy tonight

Walking in a winter wonderland 

Walking in a winter wonderland 

Parson というのは職業の名前で, Brown は名前のようです。先のYouTube動画の解説欄に詳述されていますが, 小さな田舎町を旅しながら, 結婚を取り持つ牧師のような方です。「結婚してますか?」との質問に「いやーまだ結婚してないんだ, でも町にいる間に仕事をしてもらっていいよ(ちょっと待ってください)」と返答していることから, せっかくこの町にきてもらっているときに「結婚を超絶急いですることも可能だ」と発言していると読み解けます。

しかしながら結婚は急いでするものではない, とのことからこの曲を聞いた子どもに悪影響が及んではならないと考えられ, 子ども向けのバージョンが次のように作られました。牧師も登場しないし, 結婚云々のやり取りは全て削除されています。

単語

conspire: Websterの辞書によると

to join in a secret agreement to do an unlawful or wrongful act or an act which becomes unlawful as a result of the secret agreement

 とあります。日本語だと「共謀」という言葉があてはまりますが, 「よからぬこと(多くの場合で違法行為)をともに諮る」というのがクリスマスソングの歌詞に入っているのはふさわしくない, と考えるのが一般的なのかもしれません。

歌詞 (子ども向けバージョン)

上記の太字の部分が子どもには不適であるという判断がなされ, 子ども向けバージョンの歌詞が作られて次のように置き換えられました。オリジナルが完成してから20年弱。1953年のもののようです。このころになると, Parson氏が旅をしながら田舎町のカップルの結婚を取り持つことは見られなくなったようで, Circus Clownとした方が良いだろう・・とのことで雪だるまさんと楽しく遊ぶさまが描かれています。

楽しい、楽しいよね!が全面的に強調された歌詞:

In the meadow we can build a snowman,

And pretend that he's a circus clown

We'll have lots of fun with Mister Snowman,

Until the other kiddies knock him down!

 

When it snows, ain't it thrilling?

Though your nose, gets a chilling

We'll frolic and play, the Eskimo way,

Walking in a Winter Wonderland

子ども向け歌詞にも問題あり, 再び大人向け歌詞が主流に

YouTubeを探していても, Circus Clownバージョンを見つけることはできませんでした。子ども向けの動画と思しき, ディズニーやその他の「歌詞を見ながら一緒に歌いましょう(Sing-alongs)」も悉くParsons Brownバージョンになっていました。なんでかなぁ・・・と考えてみると, ああなるほど。

答えは"Eskimo" 「エスキモー」という用語にありました。エスキモーという用語について詳しく調べてみるとアメリカのアラスカ州で使う分には問題ありませんが, カナダやグリーンランドではエスキモーという用語に嫌悪感を示す人が多いとのこと。カナダでは70年代にInuit (イヌイット) という語に全て置き換えられています(下記Wikipedia による)。確かに, 僕が中学の時にも地理の先生にこの辺りの先住民は「イヌイットと呼ぶ, かつてはエスキモーと呼んだ」と習った覚えがあります。

 

僕が持っているWinter Wonderland の曲は奇跡的なのか, 両方のバージョンが収録されていました。1990年代初頭のアメリカで買ったCDをそのままiPod nano (12年物) に落としたものですので, 今の時代にはとても似つかわしくないものではあります・・・。骨董品たちの中には, 歌詞まで古いものが入っているなんて思ってもみませんでした。クリスマスソングについて調べてみるとほんとうに奥が深いです!

こないだ(日本の)スタバでのんびりしていたら, Circus Clownバージョンの歌詞が流れていました。ご興味のあられる方は, 街中の音楽にぜひ, じっくりと耳を傾けてください!"in the meadow we can build a snowman / and we pretend that he" の後, どっちに行くのか そこまでわかりませんからね!もうどきどきですね!(何がや)

 

「エスキモー」についてご参考:

 

へぇって思っていただけた方, ぜひ読者になってください!

いつも読みにきてくださる方, ほんとうにありがとうございます!

 

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