ワシントン州の州都, Olympia から北へ向かうこと3時間。
Port Angeles という街にビジターセンターを構える, Olympic National Park という国立公園があります。
左側に見える灰色の山は2003年に起きた山火事の跡です。
15年たっても新しい木は生えてきているように見えません。
落雷から始まった火災だったそうですが, 山が緑色になるためには相当な時間が必要だということがこの場所からわかりました。
火災がそこで止まった理由がなんなのか… もちろんヘリから消火剤をまくなどの活動は行ったはずですが, 全部を説明できるにはまだ程遠いと考えます。自然というのはなんとも興味深いですね。。
対岸に見えるのはカナダ・ビクトリア。雨がよく降ることで知られたシアトル近郊がこの時期に、これほどまでに快晴になるのはとても珍しいとのことです。
この山のほぼ頂上まで車でくることができますが, 最寄りの町から約30 kmほど離れています。景色が見える場所までは駐車場から さらに約5-20分歩くことが必要です。
どんなアメリカの国立公園にも言えることですが,
ガソリンの世話と, 山に登る体力だけはお忘れなきよう!
ちなみに国立公園に入るのに車1台あたり $30 の入場料が必要でした。冬季はシーズンオフへ向かう時期こともあり,
入場ゲートでは現金を受付けてくれませんでした!!
「もうすぐシーズンオフだし, あんまり現金をおきたくないんだ」
入場ゲートの係員はいいます。
「クレジットカードで払うか, お釣りのないように払ってくれるんだったらいい」
なるほど。
お客様が王様というわけでは無いようです。こういった姿勢ひとつひとつに, 業務改革・働き方改革の種が転がっているのかもしれません 笑
言いたいことを言う。
なんと喜ばしいことでしょうか!
さて, これは国立公園の周りを走る101号線です。
こちらは 冬に向けて舗装工事が大規模に行われていました。
片側相互通行で10分ぐらい待つ というのはなかなか日本にはない経験かと思います。
Construction delays of up to 30 mins are possible on the xx (道路名).
こちらの文章は工事が行われる箇所に対して 定型文のごとく掲示・警告されています。
通常の状態でも片側1車線。ほとんど追越車線もありませんでしたが, ほとんどの方が100 km/h以上で走るのであまりストレスを感じる事はありません。
隣の車線にはみ出た追越しは, 北海道でもそうでしょうが, アメリカではよくあることです。前の人からどんどん遅い人を追越していくので, 自分の番が来ると緊張するのは言うまでもありません…笑
日本で「追越車線」が現れた際には イラついた人がどんどん追越車線へと急ぎますが, アメリカではベースの速度が速いため, ほぼ全員が走行車線を使います。
文化の違いか・・・
道路にひかれた点線表示は、かなり理にかなった表示だと個人的には思っており、信頼しても問題ないと考えます。
時折このような美しい湖が現れ、運転手の心を和ませてくれます……
101号線から見る太平洋岸
と、その夕焼け
右側の助手席に誰か乗せて運転するのであれば、もっときれいな写真をあげることができたでしょう!
北から南へ101号線は伸びており、右側通行左ハンドルなので、海岸線を走る場合は助手席側はずっとオーシャンビューです!
海に見とれて、同乗者が運転席のほうを向くれることが少なくなるかもしれませんが、それはご了承ください 笑
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日が暮れるのもかなり早くなっている季節でもあるので、17:30を過ぎ、あたりが徐々に暗くなり、ドライブ時間が8時間を超えてくるとなかなか辛いものがありました。
101号線と言う一本道である事は変わりありませんが、やはり夜ライトを照らして知らない道を行くと言うのはリスクが伴います…
もし実際にいかれる際は、充分に余裕を持った計画を立てて運転してください!
>>西: ワシントン州北部 紅葉ドライブスルー>>
North Cascades National Park
vv南: オレゴン州の海とクジラ vv
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