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17-8 小田急沿線火災に思うこと

8/24/19 追記

 

小田急の車両へ炎が燃えうつった」

「乗客およそ150名が線路を歩いて避難した」

 

このニュース、聞き流せばそれで終わりなのかもしれないけれど

いまひとつ判然としないのです。。

2つの疑問があがってきました

 

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NHK News Web

小田急小田原線の沿線で火事 一時車両に燃え移る | NHKニュース

 

疑問

1)なんで 駅でもないところで 止まった・・・?

2)車両って難燃性ではなかった・・・?

 

ニュースの映像で先頭車に着目

 

・先頭車に貫通扉が無い =地下鉄千代田線には直通しない車両

・「車番3951」とWikipedia から下記の編成であることがわかる

 

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・燃えうつったのは「7号車」 で前から2両目 だが 現場検証の映像では燃えた建物は電車の1−2号車の位置にある

 

→ 止まったあと約5両分動いた?

 

 

1)については 踏切の非常停止ボタンが押されたと言っていた

「消防から要請を受けた警察が非常停止ボタンを押した」(NHK) とのことだが

確かに五角形の警告灯が点灯・回転しています・・・

 

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2)について。

燃えたように見えるのは天井設置の機器だけで 車両本体は燃えたように見えない

 

=「被害を最小限に食い止めることができた」とポジティブに捉えることができます。
過去の火災事故(桜木町や北陸トンネル等)を受けて 車両の難燃性基準を向上させた結果なのでしょう。

誇るべき結果と捉えるか?もっと不燃性のものを使うべきか・・?

 

何が燃えたんだろう・・・代替フロンとかって不燃性じゃないの?

 

 

 

 

・・であれば 「電車を火災現場に横付けする結果となった」 1)の方を重く受け止めるべきです。

 

・運転手さんは煙が上がっている現場になぜ突っ込んだか

  A) 定時運行至上主義?

   →どこぞの新幹線とは違い, 小田急さんにそんなイメージはない・・・

 

  B) 煙が上がっている手前での運転ルールの有無?

   →映像を見る限り結構なスピードで突っ込んでいっている。直線区間なので見通し不良でもないはず。実際見えなかったのだろうか・・・

それとも筆者の推測だが「火災現場はスピードを出して通り過ぎよ」というルールに従っただけなのだろうか

 

もしそうだったとしたら・・・

 

  C) ルールの競合?
    機械 vs 人間で優先順位が決められていなかった?

 →踏切事故? 火災? どっちを信じればいいんだ

 

人間意思的には

「火災現場を通り過ぎたい」

 

機械システム的には

「踏切非常停止ボタンなので, 踏切手前で停止させたい」

 

 

機械 vs 人間問題は 残念ながら飛行機で事例がある

 

日航機ニアミス事故 (2001年1月)

管制官のいうことと衝突回避用機械の指令が相反し, 優先順位が決まっていなかったために片方は管制官の回避指令に, もう片方は機械の回避指令に従ったことで両者が同じ回避行動をとったが 衝突寸前で回避できた

日本航空機駿河湾上空ニアミス事故 - Wikipedia

 

その後ドイツ上空で同じ状況に陥った2機(旅客機と貨物機)が空中衝突し 大事故となる(Überlingen事故・2002年7月) まで 機械・人間の指令の優先順位を決めることができなかった (この場合は機械指令の通りにするべきという結論になった)

ユーバーリンゲン空中衝突事故 - Wikipedia

 

 

推測に過ぎないが

 

火災現場からは一刻も早く立ち去ることが必要で そう指令したのに、
意に反して止まってしまったのだとしたら

 

非常停止ボタンが押された環境では 
電車を自由に動かすことができないのだろうか・・・?

 

もしそうだったとしたら システムの検証が必要ですね。

 

 

・非常停止ボタンを押せと指令した「消防」

・その指令を受けてボタンを押したとされる「警察」

(いずれもNHK情報)

 

いずれも最適を思って仕事した結果ですので批判されるべきではないと思います。

 

 

 

 

列車と非常停止ボタンについては 以前 別の記事を書きました

僕はこれが気になるのです。「火災の場合はボタンを押さないでください」

 

 

 

 

 

 

************* 

 

なお, 一般人としてはシステムに手出しすることは残念ながらできません。

あらかじめ準備できるのは 「非常時の自分の初動をどうするか」

 

「もっと誘導してくれればいいのにー」とかいう乗客コメントがありましたが,
非常時に他責は論外
初動は自分で決めて自分で動くことが大事

 

乗務員はたった2人しかいない

ホームドアつき地下鉄など、ワンマン運転ならたった1人です

 

対外的な報告業務、状況把握業務に追われている

対向車線の電車を止めることも重要な業務

サードレール式の地下鉄だったら通電も止めないといけない

 

放送設備が壊れた際には自分たちで情報のやり取りをしないといけない

 

そのほかにも・・・

窓の扱い(開ける・閉める)

消化器の準備

安全確認後のドアコック扱い?

逆に「ドアコックを扱ってはいけない」という乗客への注意?

他者への援助? (おじいさんを助けている若者の映像は心温まるものがありますね)

 

・・・英語での案内?????絶対やってなさそう。 

毎日の放送をクリステルチアリに任せているようでは, 非常時の誘導を英語でなんて期待できない。

 

飛行機のように非常用ビデオがない電車

けれど 自分たちでできることはいろいろある

 

 

自分で考えて 自分で動こう

他責はダメ それは仕事もプライベートも、非常時も同じ!!

 

僕に通訳をかってでることはできるだろうか?

 

 

「大声でサポートをする」ことになるのか。

まわりから「余計なことをするな」と怒られるのか。

僕やったらこのように言おうかな。

I will offer English translations!

If anybody needs translations, please shout it out!!

Does anybody need translations?

 

"Language Assistance" でもいいかもしれん。

 

 

 

正しいとは限らないけど, 僕の考える初動はこちら

現場を知らない人からの命令は 合理的でない可能性が高いです。

15両後ろの車掌が通り抜けもできない, 満員の車両内の情報を正確につかむのはほぼ不可能です。

 

・現場から逃げられるなら逃げる

・命令が合理的かどうかを判断する

・日本語がわからない人に英語の手助けをする

 

僕ができるとしたらこんなところでしょうか。

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