気持ち悪いタイトル失礼しました。
自由席を本気で愛する筆者。
下の記事「自由席に座る人はお金持ちになれない云々」を読んでいて反論したくなったので 自由席の良さについて語りましょう・・・
・自分への時間投資が大事である
・少しの金を払って指定を取ることで, 「列に並ぶ時間」を有意義なものにせよ
というのがこの記事の主張。そこに反論はありません。
時間を大切にしたほうがいい。浪費は禁物!
うん。全面的に賛成です。
しかしながら, 直近の2年間, 鉄道+レンタカーのスタイルで80泊/年の出張をしていた僕の主張は次の通り:
お金持ちになる・ならないは、自由席・指定席とは関係がありません。状況によって使い分けるべきです!
自由席に乗るために並ぶと時間が無駄になるはウソだ。並んでいてもできることがあります。
自由席のメリット
1・ビジネス客はほとんど指定を取るため, 列車と時間帯によっては自由席のほうが空いているケースがあります。
近くに空席があり, 隣にはおっさんがいて邪魔な状況(以下, おっさんサンドイッチ)を避けるため, また仕事環境を整えるためには自由席が圧倒的に有利です。
-名古屋・金沢・米原からのしらさぎ(自由席比率: 2/6または3/9)
-金沢〜飯山間のはくたか (4/12)・つるぎ(4/10)
-長野からのあさま(4/12)
-新潟県内から乗る場合の上越とき(E2: 5/10 E4: 7/16)
-東海道山陽のこだま(9/16; 5/8)
-関空はるか(2/6)
2・次々来る来る新幹線, みたいな場合。指定されている列車を待つのはアホくさく, きたやつに乗りたい。(東海道のぞみ)
「自由席いっぱいで大変、立つのは嫌」であれば東海道新幹線なら12−13号車あたり, 北陸上越新幹線なら7号車付近の普通車指定席デッキにすわりこむのがおすすめです(男性視点ですみません)。デッキなら電話もできるし, 膝の上にパソコンを置けばすぐにオフィスと同じ環境が作れます。
<自由席ですわる方法>
・座席数(窓の数)をよく確認する
例:東海道山陽のN700系。1号車は65席ですが2号車は100席あります。3号車は85席。
E4, E7にしても2号車の収容人数は多いです。
・ホーム上のエスカレーターの位置を見る。
ホームの中心方向(出口がある方向)の扉から降車する人が多いです。
降車する人が少ない逆側から乗り込めば, 先に車内に入れるので, 空席にありつける確率が高まります。おっさんサンドイッチになる確率を下げることが可能です。
・車両数を把握する。
例:一般的には6両のしらさぎが 9両になる日があれば, 通常設定のない7号車が自由席となっていて, 7号車で待つホームの人数が圧倒的に少ないため 比較的空いています。
どの列車が9両でくるのかはいつも謎でした・・・
例:上越新幹線はE2の10両・E4系の8両(自由席が少ない), E4の16両(自由席にゆったり座れる)と便によって性格や並ぶ位置が異なります。
<ルールを守りつつ デッキですわる>
仕事目的の場合は指定席で(おっさんサンドイッチ)を選ぶくらいなら, デッキで座り込む方がはるかに効率的です。睡眠目的であればおっさんサンドイッチでもいいですが・・・・
「普通車」は昔でいう3等車(イロハのハで「クハ」とか「モハ」に名残)。同じ普通車であれば指定・自由に関係なくデッキを含めて利用可能です。
「グリーン車」は昔の2等車(イロハのロで「クロ」とか「サロ」に名残)です。
なので・・普通車の特急券でグリーン車にあがりこむのはやめましょう。ルールさえ守ればOKと思います。
時間帯によって使い分けるべきなのは・・
・サンダーバード(自由席比率が3/12と比較的小さい)
・東京駅から北へ向かう新幹線 (通勤需要があるため, 高崎・宇都宮に止まるものは全て自由席混雑, 仙台行きもすごく混雑)
仙台・高崎・長野以遠であれば自由席でほぼ問題ありません。
普通車指定席を取った方がいい場合・・
・ 自由席よりも座席がアップグレードされていて気分がいい場合
(九州山陽のみずほ・さくら)
→座席のちゃちい のぞみ には乗りたくない, 遅くなっても快適な さくら に乗る!みたいな気持ちになります。
・自由席の設定がなく, 座席未指定券(指定と同額)や立席特急券 (自由と同額) の設定がある場合
→寝てて「すいません, そこ私の席です」とか言われるとアホくさい。
・全車指定席と表現され, 自由席券や座席未指定券の設定がない場合
(北陸かがやき・盛岡以南の はやぶさ等)
お金持ちになりたければ,
特急のグリーン車に乗っている人, ヒコーキのビジネスクラスに乗っている人の風格や服装を観察し 真似してみるのがいいかもしれません。
ポイントを貯めれば乗れる東海道・山陽新幹線のグリーン車ではなく, またグランクラスの設定がない列車で。また, 東京の普通列車グリーン席ではなく。それ以外の列車のグリーン車に乗ってみましょう。
パリッとしたスーツを着こなし, 光った靴を履き, どことなく金持ち然としています。医者の学会なのか, プレゼン準備に余念がない方もいらっしゃいました(情報管理はしっかりした方がいいよ, とアドバイスしてあげたかったですが)。
たまに、ごく たまーにではありますが 人間観察を目的として 僕は特急のグリーン車に乗ってみます。
それでお金持ちになれるかどうかは自分自身を使って実験中です。実験結果が出るのには数年かかると思います。。年を経るごとに 自分の中でお金持ちの定義も変わっていくことでしょう。いろんなお金持ちがいると思うので大変です・・
まずはパリッとしたスーツでも買いに行こうかなぁ!