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5.18 都バス "Disabled Person"

こういう英語訳を日本から一掃したい。

 

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“Please offer your seat to elderly or disabled person”

 

 

 

 

先日, 普段は乗ることのない都バスに乗りました。かなり久々。

休日なのに, 珍しく混んでいて優先席前で立たざる得ない状況になりましたが, そこでこの表示をみて絶句しました。

 

“Disabled person”

 

という表現は確かに辞書にも載っていて、「障がい者」を意味する語句です。

辞書が間違っているのか!!とかいわれても仕方がありません。

辞書は辞書なりに正しい情報を伝えています。

 

辞書には時間軸と雰囲気(ニュアンス)がありません。

時間軸を反映するには次の版が出るまで待たなければいけないし, 言葉の微妙な雰囲気の違いを文字だけで表すには困難がつきまといます。

 

 

Persons with disabilities 

Passengers with disabilities 

 

日本語で、障がい者を「障害者」と書くべきではないと考えるのと同様に、英語でも "xx with disabilities" という表現はこれ一択。アメリカだったらhandicappedも大丈夫かもしれませんが, 日本はアメリカではありません。

共通語としての英語のみならず, 北アメリカ人の英語, ヨーロッパ人の英語等々で不都合のないように配慮しなければいけないはずです。

 

なので, 英語のネイティブを一人を雇って訳をさせればいいというわけでもありません。

 

また

「余白が足りないから短くした」は通じません。

服でよく見かける, 尺を合わせるための意味不明な英語とはわけが違います。

 

東京都交通局障がい者をdisabled だと考えていていいでしょうか。

 

否。

 

Enableが「できる」「可能にする」であれば, その対義語Disableは「できない」「不可能にする」を意味します。

 

それを形容詞的に使って 人を修飾すれば,

伝わる意味は自明です。

 

 

** with disabilities はどうか?

「Disability もある**」「できないこともある**」という表現となり、先の表現よりも圧倒的に柔らかくなっています。

 

 

ちなみにお年寄りは"the elderly" であって"elderly" ではありません。

この表現をもし使うのであれば, 「集団」を表すため theをつけてください。

こちらは単に文法的な誤りです

 

 

さて。

 

 

東京都交通局が導入しているなら, ウチも大丈夫だ…などと過去や周辺事例を重視する風潮のある日本の役所においては, 残念ながら, 誤りが日本全国へ, 教科書的に広がっていってしまいます。

 

JR東日本にしても, 東京都交通局にしても, 日本国内においては絶大な影響力を持つ会社や組織だと考えられます。

 

The doors on the left side will open

という東日本発祥のまわりくどい英語は, スピードをもって日本国中に拡散してしまいました。

 

 

役所であれば表示を改めるのにも, 予算組みが必要となるでしょう。

 

役所や巨大化してしまった組織では, 官民問わず予算取りが必要なようです。

売り込みをかけても, 検討に検討を重ね, 売れるのは数年後みたいな状況を幾度となくみてきました。

 

 

 ごゆっくり。 

 

 

 

五輪当日までには、と期待していましたが

難しさが日に日に増していますね!!

 

もしよかったら ぜひ読者になってください!(ゆっくり、ゆっくり更新します) 

 

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