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19-3 京急さん羽田空港での英語放送しっかり頼みます・・

羽田空港に降り立つときに公共交通機関を使用するとすれば, リムジンバス・京急東京モノレールの3択となりますが, 僕は用事がある場所の関係上, 京急線を使うことが多いです。

 

そんな京急さんのウェブサイトを拝見しますと, 彼らの長期経営戦略では「品川」と「羽田空港」とが強調されています。

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京浜急行という会社はその路線延長の多くが神奈川県内にありながら, 会社をあげて東京都内, 羽田空港を重視していることがわかります。

 

国内線ターミナル駅では案内放送が繰り返し, 繰り返しなされ 少し耳障りにも思えますが, 致し方ありません。乗客に対して間違いのないような案内を心がけるためにはそれが必要だと判断されたのでしょう。

 

 

 

さて


京急久里浜」行きの列車が1番線に

「印旛日本医大」行きの列車が2番線に止まっているとき

 

横浜方面は1番線の, 東京方面は2番線の列車を使います。

地元民ならそれは感覚でわかることなのでしょう。


日本人であれば日本語を聞けばどちらに乗ればいいかわかります。
しかし, 英語しかわからない場合にはそれはわからない。

英語しかわからない人が国内線ターミナル駅にくることは少ないと見込んでのことかもしれませんが, これほどミスリーディングな案内があるでしょうか。

 

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1. ミスリーディングな案内

 

久里浜行きが1番線に止まっています。横浜に行く人は当然1番線の列車に乗ればいいです。駅の放送で次のように案内されました。

The next train departing from platform 2 is a limited express bound for Imba-nihon-idai.

Passengers for Shinagawa, Shimbashi and Nihombashi should take this train; and
Passengers for Yokohama should change trains at Keikyu Kamata.

The next stop is Haneda Airport International Terminal, Thank you.

「2番線の列車に乗って、京急蒲田で乗換えましょう」

という案内はあまりにもひどいのでは?

 

京急蒲田は2階と3階にわかれ、ホームが6つもあるので乗換えにくい

国内線ターミナル駅から横浜に行く人は1番線の列車に乗らせてあげるか, ミスリーディングな放送を取り止めていただければ幸いです。



2. 品川 新橋 日本橋

 

地元民や京急に勤める方には
「品川」はわかって当然の地名ですが、きたばかりの方にはTokyoしかわからない。

地名度が高いと思っている「横浜」「品川」の知名度はあまりにも低いです。

横浜で外国人を数十名招いて会議を開催した際, 成田や羽田から横浜へ案内するのは一苦労でした。

 

新橋、日本橋といった有名地名にも「?」がつくほか
久里浜、印旛日本医大高砂などのローカル駅名は日本人にすら「?」がつきます。

 

Tokyoは何も知らない外国人にとっては東京都を指すのではなく, 「東京都市圏」を指すことが多いです。

一方で "Bound For Tokyo" と案内することは鉄道屋さんとしてはご法度なのでしょう。なにせ京急線が東京駅を通ることはありません。

 

それらの状況を鑑みれば「東京方面」は Downtown Tokyo

「横浜方面」は(京急横浜駅を通るので単に)Yokohama

と案内するのがいいのではないでしょうか。



快特・東京方面
印旛日本医大行き

急行・横浜方面
京急久里浜行き

などと案内し、空港に向かわない列車からはヒコーキマークを削除してください。

一応 上記画像をみますと駅の案内には品川方面とか横浜方面とか書かれていますが, 列車には書いていないし, 放送も上記の通りですので改善されたし・・・うーむ。

 


3. 国際線ターミナル


国際線ターミナル駅にはほとんどの場合、東京方面行きと横浜方面行きが交互にきます。

きたばかりの外国人に、印旛日本医大がどこにあるかを考えさせる案内はあまりにもひどすぎます…

僕もたまにこの駅を利用しますが, 車掌さんへの問い合わせが絶えません。

問い合わせを避ける人はケータイの画面と格闘し、あえて乗らないで見過ごす。
そんなことが常態化しています。

 

この駅では 不安げにしている外国人を見かけたら僕は声をかけるようにしています(乗り場は同じで, 案内は乏しく, 万が一間違って乗ったら取り返しが難しいです)

 

"Where are you heading?"

 

英語の練習をしたいと思っている方がいらっしゃいましたら, ぜひ人助けをお願いします。何十万円もするベルリッツ等の英会話スクールに通うのも大事ですが, 実戦練習も楽しいですよ〜

 



鉄道会社さんは個別の問い合わせを避けられるくらいわかりやすい, 初めて利用する人の立場に立った案内を目指してください。それがこの業界でのジャパンクオリティであるはず。

 

英語しか読めない・聞けない立場の人だったらどう思うだろうか

 

案内をする方は ぜひこの観点を忘れないでいただきたく思います。



車掌さん。もし会社が挑戦を許可するのであれば,

Passengers for downtown Tokyo, please take this train.

For Yokohama, wait for the next one.

くらいのことを言ってください。いい方向に挑戦して失敗するのは大切なことです。

クレームを恐れて一歩も動かないよりは。

挑戦できる, というのが民間企業のいいところだったはず。

ぜひ, 挑戦していただければと思います。

 

 

関空快速では日根野駅停車中, まれに車掌さんの肉声で英語案内が入りますよ。日根野紀州路快速に乗っている関空行きのお客さんに警告しないといけませんからね・・

 

"This train is bound for Wakayama, not Kansai Airport."

日本の中学生でも音読できる文章, JR西日本さんは喋っています。

 


日本の玄関口で「優先座席に関する英語がうまい」と下記記事にて評価した京急ですが, JR北海道以外の鉄道事業者と同様, まだまだ改善の道は遠そうです。

 


また来よう, そんなことを思ってもらえるホスピタリティ
「おもてなし」を公共交通機関の場でも発揮してほしいものです。

外国人から「英語の通じない国日本」と見られるのはもうお腹いっぱい!

 

 

 

記事を読んで楽しいと思ってくださった方, よろしければぜひ, 読者になってください!

 

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