さて、今回も例によって渡航準備のお話から。準備の段階で問題がふたつ生じました。
- ざっくり行きたいところを眺める
- 問題1:ユタ州はレンタカー不足!
- 問題2:ユナイテッド航空の運賃制度
- ドライブルート:DenverからOrange Countyまで
- 予算:安全を買いながら、できるだけ質素に!
ざっくり行きたいところを眺める
なら、ソルトレークシティ(Salt Lake City, SLC)から開始すればいいじゃないか!SLCまでの航空券を手配・発券、宿泊先もある程度きめて、次にレンタカー・・・というところで問題発生。
問題1:ユタ州はレンタカー不足!
例のごとくNational Car Rentalに世話になろうとするも、ユタ州から外に出るような旅程を組むと、エラーがでて予約できない設定になっていました。SLCから同一場所に返すことは認めていて、「空車はある」のに貸さないという意識がかなり見えました。
ちなみにANAと提携しているHertzを見てみると、ふつうの車が$800というベラボーな価格設定。ありえない。物価が高いアメリカとはいえ、レンタカーはわりと安価なはずです。
ユタ州・レンタカー・不足で検索をかけると、たしかに地元のニュースがその不足感について騒いでいました。コビッド後の半導体供給不足もあってクルマの生産に混乱が生じ・・というのは日本でも聞く話です。2023年秋現在、アメリカは混乱から戻ったようですが、日本ではまだ騒いでいます。極度な円安のためか、半導体屋も日本への供給は意図的に後回しなのでしょう・・
しかたない、SLCはあきらめて、行先をデンバー(Denver, DEN)に変更しました。Denverなら州外への予約が通常の価格設定でOKでした(現地に行った際、普通車在庫があまりにもすくなかった・・)。
問題2:ユナイテッド航空の運賃制度
航空券を先に手配してしまったため、航空券を変更しないといけなくなりました。ここで立ちはだかるユナイテッド航空の運賃制度・・・
エコノミーでもみっつありまして、安価なものから順に:
- Basic Economy
- Economy
- Economy Fully Refundable
このうち、Basic Economyは選ぶべきではない最安運賃で、LCCとの競合を意識したものです。変更はできないし、払戻しは期待できないし、荷物は預けられないし、手荷物持ち込みに制限!?ってなんなんだ・・
EconomyとEconomy Fully Refundable の差はウェブサイトの端っこのほうに行かないと書いてないのですが、変更・払い戻しの際に現金相当が戻ってくるか否かが異なるポイントです。今回、SLCからDENに行先変更をした際、航空券が7000円くらい安くなったのですが、それはTravel Voucher (クーポンコード)という形で戻されました。
「1年以内にユナイテッド航空また使ってくださいね」
今回は航空券をすべて手配してしまった・・・この旅のあと、1年以内にまたユナイテッド航空を使うような休暇をとれるのか!? とても悩ましい問題が発生してしまいました。
ということで、今回の渡航準備の学び:
- 順番は1. 航空券の価格確認 ⇒ 2. レンタカーを予約 ⇒ 3. 航空券の予約であるべき
- 変更・払戻の可能性があれば、高くてもFully Refundableで予約するのがよい
ドライブルート:DenverからOrange Countyまで
- Denverに土曜の夕方到着
- ロッキー山脈を越える
- ユタ州のZion国立公園には必ず行く、ほか道中にいくつか国立公園がある
- 安価なユタ州でリモートワーク
- 道中にラスベガスがある・・
- 金曜日の夜にオオタニサンをAnaheimで見る
- 土曜日にOrange Countyから出発
最終目的地のOrange County John Wayne Airportは国内線の空港ですが、LAX (ロサンゼルス)よりも小さく使い勝手がよい (=混雑しにくい) ので愛用しています。
予算:安全を買いながら、できるだけ質素に!
うちの会社、出張先でも有給とって自由に休んできてください、航空券の差額で高くなったらその分だけ自費でね、安くなったらそれは許すという神制度がありまして。ただしそこで一度でも会社経費を使うと厳重注意、クビに向かってワンストライク追加!
有給とはいえ毎日仕事はたまるし、会議もあるし、ということでリモートワーク日を設定、自費で宿に泊まりながら今回は合計丸2日仕事に費やしました・・・運転できたのは4日間です。ということで必要なものは:
- 7泊分のホテル・・安全にすごすため、☆2個か3個のところ。1泊朝食付、安くて18,000円、$130くらいが一般的になってきました。高い。少量ですがANAマイルもたまるので僕はIHG推しです。日本では旧ANA系のホテルがIHGになったので。。
- 航空券・・ユナイテッド航空のEconomy。国内線のオープンジョー 2 leg (2路線)で6万円くらい。ウェブサイトで日本の住所をいれると、ドル決済ができないのが面倒。
- 普通車レンタカーとガソリン・・レンタカーは1,000 km先で乗り捨てても$290 42,000円でした。1週間、乗捨無しで8万円とかする日本の感覚からすれば安いです。
- 入園料・・国立公園はほとんどのところで課金されます。「いなかでは大人ひとり$20-30/場所」が一般的です。清水寺は2023年秋現在400円。そりゃ人でパンクするよ…
- オオタニサンを見る代・・内野1階席2万円、駐車場含めて$164 23,000円^^; 球場のナチョスの小サイズ1皿と水のボトル $18 2,600円
- 水・・スーパーやガソリンスタンドで売ってるガロンサイズの水、$2-3くらい。ガロンの水からペットボトルに移し替えます。☆3-4の宿やと500 mLが$5とかするので、買わないです。空港などでは「環境のため!水道水をあなたのボトルにrefill!」とか書いてますけど、数時間後まじクソまずくなってるのでやめた方がいいです
- 食料・・朝食付きホテルの朝食を多めに摂り、昼飯は完全抜きで。夜はガソリンスタンドで売ってるサンドイッチか宿で売ってる冷凍食品
土産などはスーパーで売ってる甘々チョコレート+スタバのコーヒー豆でいいや・・・
なんなんだこの冷凍食品(900円) インフレーションもいい加減にしる…
日本酒「招きわんこ」の紙パックの売れ残り(500円)
僕は一人旅ばかり続けていますが、ふたりになってもかかる現地でかかるお金は正直あまり変わらないです。。ホテル代は1室あたりの課金ですし、レンタカーも台数あたりなので。人数に比例するものは航空券、入園料と食べ物くらいだと思います。
もくじ:アメリカ西部横断記 Jun'23
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