ゆずりあう心が、
明るい車内をつくります。
多摩都市モノレールでみかけたキャッチコピー。普通の優先席案内とは一味違います。ので、せっかくだから英訳してみましょう。
「席をゆずって欲しい」がメッセージとなりがちな優先席付近の表示。でもこれは違う。
すなわち単に Please offer your seat to xxx では解決しません。
ゆずりあう心、つくります:
いずれもひらがなで書かれているので、
やわらかい感じ・誰にでもわかる表現を醸し出さないといけない。
さぁどうしたものか…
すこし考えてみてください。すこし行間をあけます。
「ゆずりあう心が、明るい車内をつくります。」
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ぼくが訳すとするなら:
Your kindness creates
a better ride for everyone.
kindness は generosity でもいいです。
簡単なことばだけで表現しようとしたらgenerosity よりも kindness でしょうか。
(日本の) 中学英語だけで表現してみる、それだけでもいい練習になりますよ!
席を譲っている絵と併用する必要がありますが、違うバージョンも作ってみました。
Try to make others smile.
That's the rider spirit.
「まわりの人を笑顔にしよう。
みなさんのもつべき精神です。」
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この分野に正解はありません。
文意、脈絡、その他いろんな雰囲気に左右されるのがキャッチコピーというもの。
たとえ自動翻訳が普及しようと、表現できない
微妙な雰囲気を表現するのは、
まだまだ人間の仕事です。
明るい: bright をシソーラス(類語辞典)にかけると・・・
brilliant, vivid, shiny, lustrous...
光かがやく系のむずかしいコトバがたくさん。
最近のAIは十分に賢いのでしょうが、
機械にやらせると、まだ光かがやく系が出てくるかもしれません。
車内が蛍光灯の光で照らされてるのとは違いますよね。
英訳はむずかしいですが、電車の中でいい練習をたくさん積んでください!
混んだ電車、なが〜い通勤。
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1日1題でじゅうぶん。あなたの周りにあるキャッチコピーを英訳するならどうしますか?
じっくりと考えてみてください!
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