太く, 太い木
なんだか稚拙な表現ですが, それ以上に形容する言葉はありません。
太い木がずーっと林立しています。
走れど走れど, 木がいるのです。
怖いです。正直。
画像はありませんが夜には暗闇と化し,
キリが木の隙間から
風に乗って襲ってきます。
Redwood 国立公園の区域に入ると, 制限速度は35 (56 km/h)と遅くなります。公園内にはごついエルクが普通にいるというから, 驚きです。突然出てきても回避できる速度を保たなくてはいけません。。
この国立公園は入場無料です。幹線道路も縦断していて, 観光客は下道を走ってお楽しみください, というスタイルです。
入場無料, とは 寄付金だけでまかなわれているという意味です。
買い物をするか, 寄付金を置いていきましょう。
縦向けにパノラマモードを使ったのは初めてでした…
屋久島がどんな場所か知らないので, カリフォルニアの原生林をみて感動していたりしますが, 原生林的には屋久島のほうがすごいのでしょうかね。
カリフォルニアのドライブスルー原生林は珍しいとは思います。
けれどまあ 原生林の中をドライブできるのは素晴らしい経験でした。
車のすぐ外にいました。
体当たりされたらヤバイなーとビクビクでした。
アメリカのレンタカーはキズに対してうるさくはありません。Loss Damage Waiver(傷つけてもお金はかからない)というオプションに入っておいて良かったーと思う瞬間のひとつです。
「野生のエルクに歩いて近づくな」
なるほど。エルクは便所の番人だな・・・・
誰もトイレに近づけない
写真でみるとただの木ですけど。。。
この穴の中には何人か入れるスペースがありました。
現地の方にぜひオススメだ, といわれたのが101号線の旧道,
Avenue of the Giants
という道です。州道(254号線) に格下げされてはいるものの, 原生林ドライブスルーをするにはもってこいの道です。
ずっと走っていると怖くなってきますが, 飽きるほど太い木を拝みながらドライブを32 マイル (約50 km, 1時間) ほど楽しむことができます。
地元の地名に混じって, San Francisco 239 という表示が目につきます。101号線旧道時代の名残りでしょう。239 マイルとは大体380 kmのこと。東京-名古屋間くらいあります。。
このときすでに午後2時。この日の投宿はSan Franciscoより1時間も先に行った場所の予定でした。
ちなみにこの道, 対面通行でも制限速度は55 mph・88 km/hです。
カーブ安全速度30 の表示がいきなりやってきたりするので, 制限速度を出し続けることはおそらくできません。
「警察の拠点から遠いし, こんな深い森の中でわざわざ速度の取締りはしません。ドライバーの自己責任でお願いしますね」
制限速度55の看板は, 警察からの挑戦状のようなものです…笑
原生林の乱伐がかつて相次いだとのことで, それを防ぐ意味合いで国立公園や州立公園の設定がなされました。しかしながら, それら設定が免れている場所も数多く残っていて, 国道や州道が通っています。そこが55マイル。
爽快なのはいいですけど, くれぐれも衝突 / 炎上 / 山火事なんてならないようにしてくださいね…。カリフォルニアで山火事なんて起こそうものなら人生終了ですよ。。。
制限速度が高く設定されていても, 人は十分に遅く 安全に走るものです。
さすが, 自己責任の国!
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