ミシガンと聞いて思い浮かぶのはなんでしょう。
五大湖?
クルマ産業が有名なデトロイト?
1. 林道・ミシガン州道119号線
林道とは知らず・・・迷い込みました
デトロイトはミシガン州の南東部にあります。
ミシガン州は湖を隔てて南北ふたつに分かれていますが、今回紹介するのは州中部にある林道です。
なんという田舎道に僕は迷い込んでしまったのだろう。グーグルで調べても, ご丁寧に必ずこのルートを回避してくれます。
ここはScenic Bywayの本に書かれている れっきとした観光道路です。
森林のトンネルが1時間続くいい感じ。
天井を開けてとても気持ちいい道でした。
National Geographic Guide to Scenic Highways & Byways
という本にアメリカの「景色がいい」とされる場所が全て書いてあるのですが, ここもそのうちの一つです。アメリカ東部には国立公園が少なく, 景観の良い場所とされる場所が限定的だったりします。そんな中ですごく大切な存在がこれらScenic Byway たちです。
グーグルマップが2009年以来更新されていない・・・
アメリカの都会部とは大きく異なり, 田舎部では小さくともSUV, ピックアップトラックがステータス, というのが当たり前ですので
すれ違う相手が大きい!
センターラインがない道は日本では当たり前のようにありますよね・・なにせ行楽に出かければこんな状況の道路は当たり前で, 日曜ドライバーであってもハンドルさばきは慣れています。しょうもないですが, こんなところに日本人としての優位性を感じました。笑
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2. ミシガン州の南北を結ぶ1本橋
ミシガン州の北部と南部を結び
Huron湖とMichigan湖を隔てるのがこちらのMackinac橋。
有料ですが, 日本と同じ料金所式で通行券はなく, 現金も扱ってくれます。片道$4です。(2019年夏現在)
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジなどは都会に出勤する・郊外の家に帰るという人々が大半なので, 都会へ向かう片方向のみ2倍額課金(ナンバープレート撮影式の自動課金)することで効率よく仕事をしていますが,
ミシガンの南北をつなぐこの橋はとても大切なもの・・・全員が行って帰ってくる訳ではないので片方向に課金し, 雇用を創出する上でも重要ということで料金所を設けているという感じでした。
東部は料金所式が数多く残っており, 同じ国なのに西部とは大きく文化が異なります。
それがとても興味深い!
3. 横断歩道の話
交通ルールについて。
日本でも同じなのですが・・
横断歩道を渡ろうとしている人がいたら
横断歩道の手前で停止しなければなりません。
赤い三角、HERE ← TO 人
これは Yield here to pedestrians と読みます。
日本よりも多くの人, 大多数の人がこのルールを守っています。4車線あるような幹線道路であっても, 人が渡ることがあれば全員が止まります。人の優しさが感じられて, なかなかいい景色ですよ!
上の場所, 初めて見る信号が設置されていました。それがこちら。HAWKと呼ばれるみたいなのですが・・
日本の黄色点滅信号と原理は同じですが、アメリカの方が一歩合理的です。
・赤信号がふたつともったら全員停止。
・赤信号が点滅したら、横断歩道に人がいなければ進んでOK
この場所には2019年6月に導入されたばかりだったそうで, 初めて見るので進み方がわからない!!といった感じでした。(赤信号が点滅して, 人がいないので進んでOKなのですが, 誰も動こうとしない 笑)
僕は列の最前列で赤信号で停止したので あら大変。
進んでいいのか悪いのか、頭の中には?????がたくさん浮かびましたが
点滅し始めたのでいいだろ!と先頭切って進み始めました。
ここに進み方が文書としてまとまっているので参考にされたいですが, 僕の行為は結果的に合法とわかり, 記事を書きながら胸をなでおろす次第です。笑
このHAWK信号。6,000 km を運転する中で, ここを含めて2箇所だけ見ました。超レアな存在!!!
記事を読んで楽しいと思ってくださった方, よろしければぜひ, 読者になってください!
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