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おかげさまで記事数がもうすぐ400に到達します!

5.26 看板編: Mutual Compromise Please

2020年2月17日に下記の事象は改善されたみたいです。ブログにあげてから15日、フォントが大きく伝わりやすい英語になったとのこと。ありがとう。対応はスピーディ、課題を見つけるのに時間がかかるといったところでしょうか。

ちなみに下記の写真は2019年11月に撮影したものです。

 

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意味不明なInformation を語る, 品川駅のメッセージボード。

Informationとデカデカと語っているわりに, 肝心の情報はほぼ皆無。

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書いてある意味がわからないので, いくつかの翻訳サイトを頼ってみることにしましたよ!

 

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「相互の妥協案の通過 どうぞ。」・・?

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相互妥協をお願いします。

さすがGoogleさん。ちょっとだけ良い訳をしてくれました。

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相互妥協の通って、お願いします。こちらのサイトさんは意味不明ですね。笑

まあ意味がわからないものを日本語訳してみても意味不明になるのは当然のことです。

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Thank you for passing byだと, 「顔出しにきてくれてありがとう!」みたいな感じでしょうか笑

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I compromise, and, please pass.

「わ、わたしはひれ伏します、な、なので通ってください」

翻訳サイトってなんのためにあるんやろ・・

品川駅で毎日繰り広げられる群衆の空間争い

品川駅。駅の東側に出る港南口へ向かう道が1本しかなく, ビジネス街へ向かう人の群れはすべてこの道を通ることになります。

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それはそれは広くて立派な道ですよ。

モニターで広告がぐわっと表示されてなんかかっこよくて, お休みの日はとても通行しやすいわけで……

新幹線ができたあとに乱立したビジネス街のせい/おかげで平日はすごいことになります。いちど写真に残しておきたいくらいの人の群れ。

Stampedeという単語が似合います。

Stamp: どすんどすん

Pede: あし

とても覚えやすい単語です。そう、ライオンキングのあれ。Simbaの父ちゃんが殺されてしまう悲しい場面です。

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品川駅では毎日あれが繰り広げられるわけで, とても安全とはいえません。

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このStampede は外国人観光客には人気なようで, クレイジージャパンを象徴する場所となっているようです。

お互いの譲歩、お願いします

そもそもMutual Compromiseとはなんでしょう?

相互妥協、落とし所探し、お互いの譲歩

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まあ, そんな感じの意味です。お互いに譲歩するという意味ですが, 

譲歩 ≠ 歩くときに譲りあう

です。 道を譲る=share, give wayとなるはずですが, stampede になるほどのオフィスワーカーたちは一言も間違いを指摘したり, 改善案を出したりしていないことになります。

 

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Mutual Compromise Please と叫びたいのはむしろ利用客のほうです。

通路1本となった根本原因を作ったJR東日本とJR東海のいがみあいみたいに対してMutual Comprimise Please と叫びたいところ。駅の北, 南, 地下などいろんな場所に通路を設けてもらえれば安全に歩ける町になりそうなのに。これでは理由あって歩くのが遅くならざるを得ない方や車椅子の方には大変過ごしにくい環境であるといわざるをえません。

シンプルに訳してください 

Mutual Compromise Please というメッセージを設置しているのはJR東日本ですが, これをあえてJR東海にみえるように設置しているのは何か奥深い意味があるのでしょうか?笑

「譲歩してくれたらこんな酷い通路にはならないよ」と。

まぁ冗談はさておき。英語としては意味不明なので, 改善案を出すならこんな感じです。

“(Please) Share the road”

“Do not rush”

シンプルに, フォントを大きくして伝えましょう!そして, 情報が載っているわけでもないので, Informationというタイトルも不要。

そのほか・・・3秒後に次スライドへ移行して

“Your Generosity Improves Safety”

なんていう主張をすることも可能です。

駆け込み乗車防止放送なんかでもThank you for making the station a safe place for everyone... といった気の利いた放送をしてくれるといいですね。

 

先人たちの心の余裕を見習いたい

JR東日本・品川駅の改札を増やす計画はすでに公表された通りですが, 東西通路の数が増える予定は今のところ無いようです。京急を地上に下ろしたり, 中央新幹線を大深度地下に埋めたりする工事は好きにやってくれてよいですが, 安全に歩けるようにするためにも, Stampede 問題はどうにかしてほしいものです。

 

余裕を持った設計をせずに(できずに?) 今の, 目先の課題を解決することが精一杯というのは, 歩きにくい東京という町が語っています。2003年に開業した新幹線の駅。90年代の後半, 立派な設備投資をすることが難しい時代の設計だったということは否めませんが, 20年もたたないうちに歩くのに危険な場所になってしまいました。

1920年代に考えられ, 100年先の今も耐えられるインフラとなった大阪の御堂筋と御堂筋線の梅田-心斎橋間を設計し, その計画実行を承認した人々は当時何を考えていたのだろう。先人たちの知恵, 少しは見習って日々の生活に活かしたいものですね!!

 

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 (看板編、みつけたら更新します)

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