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おかげさまで記事数がもうすぐ400に到達します!

厚労省のコロナ統計を割り算して陽性率を書くだけの記事(5/3更新)

マスコミは不安を煽るだけなので・・・自分で1次情報を分析することにしました。この記事は単に統計の実数を割り算して毎日の陽性率を書いていくだけの記事です。マスコミは割り算してくれないんだもん・・・と書いていたら, ほぼ初めて陽性率を議論してくれる番組が現れた(4/29)。この記事は当ブログの趣旨「英語を楽しく学ぶ」とは全く関係ありません。

厚生労働省の統計 

 こちらのウェブサイトに公表されている情報は実数です。実数では実態がわからないので, 割り算をしていくことにしました。

単に「感染者数が増えた!」としかマスコミは言わないので, 自分で手を動かしてみます。この統計の問題点を挙げるとするなら, このページに「症状」を定義していないことです。体調は正常だが味覚を感じない方が含まれているのだろうか?疑い始めても仕方がありませんので, 役所が発表しているものを割り算することだけ考えて, 傾向をみることにしましょう。

 

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この記事ではDomestic cases, excluding returnees by chartered flightsと書かれたところのうち, 枠で囲んだ数字のみを追っています。 

・%単位, 小数第2位を四捨五入 // rounded to the nearest 0.1%

1. 国内:全陽性者数/全検査者数 ; 前日比のみの比較

テレビでようやく言われるようになった「陽性率」はこちら。表1は累計, 表2は日ごとの変化です。週間最大値が, 最小値がです。 分母は検査件数ではなく, 検査人数であることに注意してください。「検査2万/日を目指す」は「2万人」ではありません。

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表2は前日比どうしを割り算しています。累計に比して, その日の比率が大きいものを, 小さいものをで記しました。また分母分子の週間最大値を太字としました。日月火に統計がバグりやすいことがわかります。経験則で, 水木金土に発表される統計が傾向をとらえるのに最適と考えられます。

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Total < Delta となった場合は陽性者増加傾向

Total > Delta となった場合は陽性者減少傾向

Total比率が増えると症状の有無にかかわらず陽性者が増加している状態

Total比率が減れば検査者数が増加している状態

陽性者比率は3月末では6%前後を推移していましたが, 4月下旬にきて10%前後で推移しています。

Fri Mar 27: 1,349 / 24,663 ≈ 5.5% ; 96 / 1805 ≈ 5.3%

Sat Mar 28: 1,453 / 26,105 ≈ 5.6% ; 104 / 1,442 ≈ 7.2%

Sun Mar 29: 1,641 / 26,401 ≈ 6.2% ; 194 / 296 ≈ 65.5% !?

Mon Mar 30: 1,820 / 26,607 ≈ 6.8% ; 173 / 206 ≈ 84.0% !?

Tue Mar 31: 1,887 / 30,088 ≈ 6.3% ; 67 / 3,4811.9% 検査数増加しすぎ・・・分母が特に大きくなり, 分子が少なくなりました。

Wed Apr 1: 2,107 / 32,002 ≈ 6.6% ; 220 / 1,914 ≈ 11.5%

Thu Apr 2: 2,306 / 32,002 ≈ 7.2% ; 202 / 0 ≈ N/A : 「検査数は増えてないのに, 陽性判明者が増える」という結果になりました。この日のデータは無効です。

4/2のデータ(検査数分母)はついにアップロードされることなく消えていきました。4/3の前日比から引き算をすることで推定が可能です。

Thu Apr 2 (推定) 2,306 / 34,117 ≈ 6.8% ; 202 / 2,115 ≈ 9.6%

Fri Apr 3: 2,541 / 36,687 ≈ 6.9% ; 235 / 2,570 ≈ 9.1% 

Sat Apr 4: 2,855 / 39,992 ≈ 7.1% ; 314 / 3,305 ≈  9.5%

Sun Apr 5: 3,191 / 40,263 ≈ 7.9% ; 336 / 271 ≈  124.0%  !?

Mon Apr 6: 3,569 / 40,481 ≈ 8.8% ; 378 / 218 ≈ 173.4% !? 

Tue Apr 7: 3,817 / 48,357 ≈ 7.9% ; 248 / 7,876 3.1% 検査人数 8,000人増とはすごいですね・・・

Wed Apr 8: 4,168 / 52,901 ≈ 7.9% ; 351 / 4,544 7.7%

Thu Apr 9: 4,667 / 54,284 ≈ 8.6% ; 499 / 1,383 ≈ 36.1%  検査人数が増えなかった理由はなんだろう? 単に調査が間に合わなかっただけか・・?

Fri Apr 10: 5,246 / 57,125 ≈ 9.2% ; 579 / 2,841 ≈ 20.4% ここにきて急増・・

Sat Apr 11: 5,902 / 61,191 ≈ 9.6% ; 656 / 4,866 ≈ 13.5%

Sun Apr 12: 6,616 / 63,132 ≈ 10.5% ; 714 / 1,141 ≈ 62.6% !?・・変な値がでるのは日曜の定番となりました。

Mon Apr 13: 7,123 / 63,132 ≈ 11.3% ; (530 - 23)/ 0 ≈ N/A (分母増加数ゼロ) この日も無効データ, 後日正しいものが上がってくるでしょう。日曜・月曜は分母が小さく出るはずです。

Tue Apr 14: 7,509 / 72,801 ≈ 10.3% ; (311 + 75) / 9,669 4.0% 減少傾向?と思いきや火曜日恒例の分母が大きくなる現象が起きています

Wed Apr 15: 7,964 / 76,425 ≈ 10.4% ; (457 - 2) / 3,624 ≈ 12.6%

Thu Apr 16: 8,442 / 81,825 ≈ 10.3% ;  (484 +101) / 5,400 ≈ 10.8% 

Fri Apr 17: 9,027 / 86,800 ≈ 10.4% ; (503 + 113 - 31) / 4,975 ≈ 11.8% 重複があったり, 自治体からの報告が遅れたり。局内がてんやわんやしている様子が窺えます。

Sat Apr 18: 9,654 / 91,050 ≈ 10.6% ; (556 + 71) / 4,250 ≈ 14.8%

Sun Apr 19: 10,219 / 91,695 ≈ 11.1% ; (556 + 9) / 645 ≈ 87.6% 日曜...

Mon Apr 20: 10,608 / 94,826 ≈ 11.2% ; (360 + 29) / 3,131 ≈ 12.4%

Tue Apr 21: 10,974 / 101,818 ≈ 10.8% ; (361 + 5) / 6,992 ≈ 5.2% 火曜日恒例の分母増大

火曜日だけを比較しても, 過去4週で増加傾向。緊急事態宣言から2週間, まだ数字には表れていないようです。検査数が増えているのなら, そろそろ率は減ってきて欲しい。

Wed Apr 22: 11,350 / 107,430 ≈ 10.6% ; (370 + 6) / 5,612 ≈ 6.7%  

Thu Apr 23: 11,772 / 112,108 ≈ 10.5% ; (420 + 2) / 4,678 ≈ 9.0%

Fri Apr 24: 12,240 / 117,367 ≈ 10.4% ; (434 + 34) / 5,259 ≈ 8.9% 緊急事態宣言の効果か?検査数の増加か?率が減ってきたのはいいことです。

Sat Apr 25: 12,681 / 122,700 ≈ 10.3% ; (423 + 18) / 5,333 ≈ 8.3% 減少継続。緊急事態宣言を引き上げるためには実数が減ること, 入院者の数が減ること, この2点が最低限必要と思います。

Sun Apr 26: 13,031 / 123,633 ≈ 10.5% ; (346 + 4) / 933 ≈ 37.5% 日曜恒例の分母縮小

Mon Apr 27: 13,232 / 124,456 ≈ 10.6% ; (199 + 2) / 823 ≈ 24.4% 月曜日も分母が小

Tue Apr 28: 13,422 / 133,578 ≈ 10.0% ; (183 + 7) / 9,122 ≈ 2.1% 火曜日恒例の分母増大。火曜日だけの比較では, 4月に入って分子が一番小さい

Wed Apr 29: 13,695 / 136,695 ≈ 10.0% ; (272 + 1) / 3,117 ≈ 8.8%

Thu Apr 30: 13,929 / 137,338 ≈ 10.1% ; (214 + 20) / 643 ≈ 36.4% 祝日の翌日

Fri May 1: 14,120 / 145,243 ≈ 9.7% ; (187 + 4 )/ 7,905 ≈ 2.4%

Sat May 2: 14,383 / 152,029 ≈ 9.5% ; (261 + 2) / 6,786 ≈ 3.9% 2日連続で検査数が多くなりました。実数(分子)も2週前と比べて半減以下となっています。

Sun May 3: 14,677 / 153,047 ≈ 9.6% ; (289 + 5) / 1,018 ≈ 28.9% 陽性確認数は今週最も多い294となりましたが, 有症状者数(表4)は119となりました。増加!警戒!と読むよりは, 検査数が増えたことで, 「無症状者数を見つけることができた」とみるべきでしょう。

*前日比について: 太字下線が厚労省発表の前日比。当ページでは「前日報告との差」を記載しています。

左側は10-11%あたりで高止まりしました

他国の陽性率は下記リンクにもあるとおり, 拡大が激しかった3/20時点で韓国は3%, アメリカは14%, イタリアは19%・・・同じ感染症なのに, この比率はいったい何によって決まるのか!?検査数が圧倒的に多かった韓国で率が小さいのは想像できますが, 検査数も率も高かったアメリカやイタリアはどうなってしまったのだろう。検査キットのメーカーやサンプル取得方法, 基準, サンプル数量等によっても変わってくるのかもしれませんが, 僕の専門外でわからないことは残念ながら書けません。わかる方がいらっしゃったら教えてください。

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2. 国内: 有症状陽性者 / 全検査者数 ; 前日比のみの比較 

表3・4ともに(有症状者数) / (検査人数) の計算をおこなっています。表3は累計で, 週間最大値は, 最小値はで示しています。

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表4は前日比どうしを割り算しており, 累計の数字よりも大きいものを, 小さいものをで示しています。分母分子ともに, 週間最大値を太字としました。分母の太字は火曜日に集まるため, 比率が小さくなることがわかっています。

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分子:有症状陽性者人数 分母:検査人数
左:累積 右:前日比増加人数どうしの割合

Total < Delta となった場合は有症状陽性者が増加している状態

Total > Delta となった場合は無症状陽性者が増加している状態

Totalが減れば検査者数が増えている状態

Fri Mar 27: 1,191 / 24,663 ≈ 4.8% ; 72 / 1,805 ≈ 4.0%

Sat Mar 28: 1,251 / 26,105 ≈ 4.8% ; 60 / 1,442 ≈ 4.2%

Sun Mar 29: 1,352 / 26,401 ≈ 5.1% ; 101 / 296 ≈ 34.1% 土日で集計に乱れ。

Mon Mar 30: 1,420 / 26,607 ≈ 5.3%; 68 / 206 ≈ 33.0% 同上。

Tue Mar 31: 1,466 / 30,088 ≈ 4.9% ; 46 / 3,481 ≈ 1.3% ・・小さくなったのは, 分母が極端に大きくなったため。過去3日合計のデルタは215 / 3,983 ≈ 5.4%

Wed Apr 1: 1,594 / 32,002 ≈ 5.0% ; 128 / 1,914 ≈ 6.7%

Thu Apr 2: 1,757 / 32,002 ≈ 5.5% ; 163 / 0 ≈ N/A: 「4/1 検査人数集計中」の表示。

4/2については, 4/3に発表されたデータから引き算すれば分母がでます。

Thu Apr 2 (推定) 1,757 / 34,117 ≈ 5.1% ; 163 / 2,115 ≈ 7.7% 

3月の「気が抜けた」3連休から10−14日経過。連休が影響した?と考えられます。

Fri Apr 3: 1,808 / 36,687 ≈ 4.9% ; 115 / 2,570 ≈ 4.5% 

Sat Apr 4: 2,017 / 39,992 ≈ 5.0% ; 209 / 3,305 ≈ 6.3%

Sun Apr 5: 2,205 / 40,263 ≈ 5.5% ; 188 / 271 ≈  69.4% 

Mon Apr 6: 2,395 / 40,481 ≈ 5.9% ; 190 / 218 ≈ 87.2%

Tue Apr 7: 2,551 / 48,357 ≈ 5.3% ; 156 / 7,876 2.0%

Wed Apr 8: 2,771 / 52,901 ≈ 5.2% ; 220 / 4,544 4.8%

Thu Apr 9: 3,069 / 54,284 ≈ 5.7% ; 298 / 1,383 ≈ 21.5%

Fri Apr 10: 3,445 / 57,125 ≈ 6.0% ; 376 / 2,841 ≈ 13.2%

Sat Apr 11: 3,874 / 61,191 ≈ 6.3% ; 429 / 4,866 ≈ 8.8%

Sun Apr 12: 4,257 / 63,132 ≈ 6.7% ; 383 / 1,141 ≈ 33.6% 

Mon Apr 13: 4,507 / 63,132 ≈ 7.1% ; 272 / 0 ≈ N/A  無効データ。後日正しいものが上がったときに報告されます。

Tue Apr 14: 4,749 / 72,801 ≈ 6.5% ; (171 + 71) / 9,669 2.5% 火曜日は分母が異様に大きい

Wed Apr 15: 4,991 / 76,425 ≈ 6.5% ; (243 -1) / 3,624 ≈  6.7%

Thu Apr 16: 5,309 / 81,825 ≈ 6.5% ;  (322 - 4) / 5,400 ≈ 5.9%

Fri Apr 17: 5,693 / 86,800 ≈ 6.6% ; (335 + 49) / 4,975 ≈ 7.7%

Sat Apr 18: 6,011 / 91,050 ≈ 6.6% ; (290 + 28) / 4,250 ≈ 7.5%

Sun Apr 19: 6,308 / 91,695 ≈ 6.9% ; (286 + 11) / 645 ≈ 46.0%

Mon Apr 20: 6,611 / 94,826 ≈ 7.0% ; (286 + 17) / 3,131 ≈ 9.7%

有症状者の割合が高止まりした印象を受けます。人為的な結果でないならこれは良い傾向です。

 Tue Apr 21: 6,823 / 101,818 ≈ 6.7% ; (207 + 5) / 6,992 ≈ 3.0% 火曜日恒例の分母増大

Wed Apr 22: 7,050 / 107,430 ≈ 6.6% ; (224 + 3) / 5,612 ≈ 4.0% 

Thu Apr 23: 7,269 / 112,108 ≈ 6.5% ; (217 + 2) / 4,678 ≈ 4.7% 

Fri Apr 24: 7,531 / 117,367 ≈ 6.4% ; (247 + 15) / 5,259 ≈ 5.0%

Sat Apr 25: 7,741 / 122,700 ≈ 6.3% ; (200 + 10) / 5,333 ≈ 3.9% 日月火報告分は統計がバグるので, 次に傾向がわかるには水曜日報告分まで待たないといけません。さて, この暖かくなる4/26 日曜日・・人々はちゃんと家にいることができるのか!? 朝から釣りやゴルフに行く方, 複数人乗りのレンタカーをみかけました。やれやれ

Sun Apr 26: 7,895 / 123,633 ≈ 6.4% ; (154 + 0) / 933 ≈ 16.5%

Mon Apr 27: 8,051 / 124,456 ≈ 6.5% ; (154 + 2) / 823 ≈ 19.0% 月曜日も分母は小さい

Tue Apr 28: 8,177 / 133,578 ≈ 6.1% ; (123 + 3) / 9,122 ≈ 1.4% 火曜日は分母が大きい。火曜日だけの比較で分母は4月に入って最小。

Wed Apr 29: 8,306 / 136,695 ≈ 6.1% ; (128 + 1) / 3,117 ≈ 4.1%   

Thu Apr 30: 8,469 / 137,338 ≈ 6.2% ; (148 + 15) / 643 ≈ 25.3%

Fri May 1: 8,596 / 145,243 ≈ 5.9% ; (123 + 4)/ 7,905 ≈ 1.6%

Sat May 2: 8,683 / 152,029 ≈ 5.7% ; (82 + 5) / 6,786 ≈ 1.3%

Sun May 3: 8,802 / 153,047 ≈ 5.8% ; (116 + 3) / 1,018 ≈ 11.7% 

*前日比について: 太字下線が厚労省発表の前日比。当ページでは「前日報告との差」を記載しています。

*この記事では回復者数/率・退院者数/率を大きく取り上げていないことにも注意してください。マスコミ報道についても同様です。

宣言の効果が減少傾向をもたらしていると考えても問題ないでしょう。このところマスコミが不安を撒いているのは, 連休中に気を抜くと一気に悪化すると考えているからだと思います。籠城生活もまもなく2ヶ月。しんどいですが, 辛抱強く続けていきましょう!

筆者のつぶやき

以下はその時々のつぶやきですので, 読み飛ばしてもらっても問題ありません・・・

(筆者コメント 3/29 日曜) 各日のデータは正午時点であることにご注意ください。病院は土日なくやっているので分子は増えるが, 民間検査は週末を挟むので分母は増えにくいといった傾向があるのでしょうか? これだけではわからないので毎晩注視してみようとおもいます。

(3/30 月曜更新) 案の定, 検査人数の増加が3桁にとどまり, 分母が小さいので割合が増えたように見えます。「土日」という仮説が正しいのであれば, 明日の検査人数増加は4桁となり, 陽性率は大幅に小さくなるはずです。

(3/31 火曜更新) 思った通り検査人数の増加は4桁となりましたが, 3,000を超えました。土日の数字を合わせて月曜に報告したのだとすれば説明ができます。この感じで行けば, 明日の分母(検査人数変化)は1,400−1,800くらいになるはずです。もし検査増加人数が3,000を超えたまま推移すれば, 約6%の陽性比率が一定であるとすると「検査数増によって感染者と定義された方が急増する」事象を引き起こすことになります。次節にも書きましたが, アメリカやイタリアの陽性者比率は日本の2倍・3倍だったりします。「検査人数増による感染者増」であれば人為的な要素も見え隠れしますが, 陽性比率が6%から増えていくようなことがあれば欧米のような都市封鎖がおきてしまうかもしれません。

(4/1 水曜更新) 検査人数は1,914人増加しました。1,400−1,800と予想したところからは外れましたが, 大きく違わなかったです。ここ数日は少し肌寒いため, 検査人数が上振れしているのか?検査増加人数が減って, 有症状陽性者が増える・・みたいな状態はみたくないです。

(4/2 木曜更新) この日のデータは無効です。検査人数が増加しなかったのに陽性判明者だけが増えました。金曜日の分母は+4,000件くらいになるのだろうか? 

(4/3 金曜更新) 予想の上を行って分母が+4,685件となりました。どんどん検査の数が増えています。陽性者が増えたとマスコミは騒いでいますが, 有症状陽性が減っているので無症状陽性が増えています。「無症状者が拡散してしまう恐れあり。頼む、若者!」という論調はここからきているものと思われます。

「感染者が1日で最多」という報道がなされていますが, ここ1週間をみるにつき, 検査人数も最多と思われます。分母は明らかに増えています。比率もやや増加傾向。

(4/4更新)

・統計のからくり・・もありましたが, 現在は検査人数も増加傾向な上, 陽性と判定される確率も上がっています。

・検査人数が約40,000人に達しました。

(4/5更新)

残念なことに赤い数字が増えてきましたね・・・。前の週末と同様, 検査人数は土日には大幅に増えないことがわかりました。陽性確認人数は検査とのタイムラグがあるためか, 遅れて報告されることも合わせてわかっています。なので, (検査数) < (陽性確認人数) という日が初めて出ました。

・アメリカCDCの米国内統計では「タイムラグは4−7日あるためこの期間の統計は正確ではない」とグラフ付きで紹介されています。

・「日本国籍の者」「外国籍の者」という日本独特の区別表示がでてきました。差別を助長するのでこういうのは本気でやめてほしいです。海外移入事例はまだいいとして。国内事例でそれを表示する必要性はどこにあるのでしょうか。CDCに「アメリカ人」「アジア人」「黒人」という統計を発表されたら, あなたはどう思いますか。今恐れるべきは, コロナ騒動後の欧米人による中国叩き「新たな対中戦争」です。中国には顔の似た日本人も韓国人もシンガポール人も含まれ, 日本人が安全にアメリカや欧州諸国を旅することができなくなることも考えられます。ナショナリズムが進んでしまったここ数年, そんな風土ができつつあるのが怖いです・・。

(4/6更新)

増加傾向。「土日の影響で分母が増えない」 ってどういうことなのでしょう。「検査はしているが役所が動いてなくて集計ができない」のであればわかります。「検査は土日やりませーん」ということではないことを祈ります。

首相がここにきて, 検査は1日2万件!と言いはじめました。上記の統計では大体1日2,500-3,000人が最大でした。1人3回の検査をするとして, 現在は7,500-9,000件行われていることになります。20,000件やるということは「現在の倍にする」という意味になりますから, 仮に陽性者が8%いるとするならば, 6,700人/日 (≈ 20,000/3, 四捨五入)の検査が行われ, 540人 が毎日陽性として報告されることになります(6,700 x 8%)。有症状陽性者が6%であるならば少なくとも400人が報告され, 統計上, 有症状者の90%が入院するみたいなので, 360人が毎日入院することになります。退院者は、残念ながら亡くなられた方も含め約20人/日であることから, +340床/日が必要になります。

検査数が少ない!という批判にさらされての反動なのかもしれませんが, 検査数を増やすと, 受け皿が必要になります。「増やす」発言は「受け皿ができた」という意味なのでしょう・・・340ってすごい数字だな・・・と言いつつ, よくよくみると入院必要者が4/6発表で+368人/日ですでにこの数字を超えていました

(4/7更新)

首相の「2万件」発言から割り算を行なって+6,700と予想した昨日。検査の増加人数はその予想を超えて+7,876となりました!統計の増減に毎日驚かされています。今日は陽性者比率が小さくなりましたが, 8,000件弱の全ての検査結果が出切ったわけではないことを考えれば, 明日の分子は大きくなってしまうと予想します・・・。実数だけを報告するマスコミ, 明日の夕方は大丈夫かな。

(4/8更新)

3月の3連休がおわり, 五輪延期が決まり, 家にいなさい!と強く主張されはじめたときから約2週間が経ちました。陽性者率の増加傾向は一服したように見えますが, 新規検査人数(分母)が過去最高になっていること・陽性者率(割り算の結果)が依然一定であることを考えると, 1日あたりの陽性確認人数(分子)はもうしばらく「過去最高」を記録し続けるでしょう。

「分母がこれ以上増えない」かつ「割り算の結果が減少傾向」となった状態で初めて「ピークに達した」といえます。

もうしばらくかかりそうですが, まずは新規検査人数(分母)の増加傾向が止まることが必要です。

(4/9更新)

分母が大幅に小さくなってしまいました。「調査が必要な人数が減った」ことによる減少であれば喜べますが, きっと「調査中」なのでしょう。4/10更新分で8,000を超えてくることがあればあまり喜べません。

(4/10更新)

残念ながら検査人数(分母)は2,841件しか増えませんでした。それなのに分子の数が増えすぎや。本格的に増えてきてしまいましたね・・・全くいい兆候ではないです。統計のあやだと思いたいが, そう思える要素はありません。

(4/12更新)

分母が増えるのなら, 率は減っていて欲しかった。陽性の率は10日前に比べ, 5%増えました。5%であったものが10%になりました。検査キットとか陽性の確認方法とかは僕は全く知りませんが, 判断基準が変わったかのような増え方をしています。アメリカは3/27の時点で14%ほどでしたが, 残念ながらこれに近づいてきました。国が違えば統計の出し方は違いますし, アメリカCDCは「直近のデータには集計タイムラグがあるため最終化できない」と明言していますので直接比較はできませんが。安心感を提供するために割り算してきたのですが, 不安を煽るような形になるのであればごめんなさい。数字は時に残酷な現実を示します・・・。「1日2万件」は未対応のようです。分母はまだまだ増えるようです。率だけは減ってきてほしい!

(4/20の週について4/26更新)

4/17ごろは10回/日くらい聞こえてきた救急車のサイレンの音は4/20の週に入って急減し, 1-2回/日くらいになりました。「軽症と判断された自宅待機の方が急死した」「自宅待機の方針を急転換し, 軽傷者はホテルに入れる方針とした」と4/24(金)に報じられた時を同じくして, サイレンの音がまた7−10回/日ほど聞こえてくるようになりました。「死者が出てから 役所が重い腰を上げる」残念な例です。ゴテゴテ。経済を回しつつ, 収束を図る日本独自モデルをなんとしてでも成功させる!とかなんとか・・・指差して大笑いの対象だ!!

 

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