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20−9 日本では国民が守られている(がそれを意識することが少ない)

おにく券、おさかな券、商品券、10万円、20万円、30万円、ん〜〜やっぱり

マスク!2枚!!たるかな!たらんかな!

という日本の政府決定に驚きを隠せない、批判殺到、外国人の笑いもの、といった主張や報道をそこらじゅうでみかけます。しかしまあ, 日本は国民がすごく守られている国です。住んでいると当たり前に思え, ありがたがる人はほとんどいませんが,  アメリカと比較して日本のよさを感じ取っていただければ。

マスク不足はバラ売りをしないためでは?

中国では国民の背番号に応じて「X曜日にマスクをX枚だけ買える」みたいな制度が導入されているらしく、マスクに不足を感じなくなったと上海の同僚が言っていました。最近は中国の人たちから「日本のオフィスだいじょうぶ〜?マスクあげるよー」と気遣いをいただくくらいです。

日本ではマスクをばら売りしているところをみたことがありません。月産6億枚をバラ売りしてくれれば足りるのだろうけど, 10枚セット!30枚入り!なんていう売り方がなされればたとえ1パック限定販売でも5ヶ月間は不足しますよね・・・(1.25億人 x 平均20枚入りだったとして = 25億枚, 月産が6億枚だと4−5ヶ月かかる)。「ハコで買ったものを海外にいる家族に届ける」ということもあるでしょうし, 物流の観点を無視した場合に4-5ヶ月ですから, まあ8−9月くらいまでは不足が続くと見るべきです。マスコミさんには「いつまで続くんだ〜、不安ですよね」と報道してほしいのではなく, 割り算結果を伝えていただくか, バラ売りの必要性を説いて欲しいです。あえて伝えないだけかもしれませんが。少なくとも5ヶ月かかるのであれば, 数週間くらいでアベノマスクが2枚届く方が合理的なのかもしれません。

「ハコで売るな, バラ売りをせよ, マイナンバーカードを取得した者に対し, その番号に基づいて売る」という強権を国なら使えるはず。マイナンバーカードの取得率がとても低いだのなんだの言っている中で, その強権をあえて発動しない点が, 日本のよさを物語っています。

国家に強権を発動される vs アベノマスクが2枚届くの選択肢を迫られるのであれば, 僕はマスク2枚をありがたくもらっておきます。今までも現在も, 自公の政策が決していいものとは思いません (おさかな券ww) が, 強権を発動されるくらいならましです。

日本は医療費が思いっきり安い 

健康保険に守られている日本は, アメリカに比べて医療を大安売りしています。アメリカは国として, 自由度として良いところは数えきれなくありますが, 「家計」 という色眼鏡でみれば, 日本はなんと自由な国なのだろう。

・日本:健康保険を持っていれば, 負担はたったの3割ですみます。

・アメリカ:次の動画でもみてもらいましょう。1分55秒あたりから核心に迫っています。イギリスの人がこんな顔になるくらい, アメリカの医療費は高くつきます。

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リスニングの勉強, ということであえて空欄にしておきます。正解は後ほど。

Cost of child birth(出産時の医療費): 

Cost for calling an ambulance(救急車を呼ぶと請求される費用):

Cost for carrying a baby after giving birth(出産後, 赤ちゃんを抱っこする権利を買うための費用):

注: 口語でよく出てくる単位 1 grand は$1,000 ($1K)です

www.youtube.com

正解は数行後

 

 

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リスニング問題の正解

Cost of child birth: $10Kが平均(110万円), 高いところだと$30K (330万円) だと言っています。わあ。よくこれで人口が減少しないものですね!!

Cost for calling an ambulance: (2分50秒) 2 1/2 grand = $2,500 (27万5000円)。救急車を呼ぶだけで日本のサラリーマンの平均月収がほぼふっとびます。

Cost for carrying a baby after giving birth: (3分14秒) $40 (4,400円)。出産後にお子さんを抱っこするのにも費用を請求されるそうです!!!まじか・・・

まあ・・誇張もあるのかもしれません。

 

動画の最後に登場する「NHSありがとう」というのはイギリスの健康保険制度に対する謝意です。 日本のサラリーマンは 健康保険を「標準報酬月額」に応じて毎月払っていますが(そして雇用主も確か同額を支払っている)税金の如く取られるこれらの保険によって, 我々は気軽にお医者さんにかかることができ, その結果命が守られている事実はありがたい以外のなにものでもありません。

新橋や難波で飲んだくれが倒れることができるのも, 喫煙スペースに大量の人を見かけるのも, この安い医療費のおかげであると言わざるをえません。アメリカでは全てが自己責任。酒を飲んでも倒れることはできないし(強盗に遭うか, 撃たれる)タバコを吸いすぎたのが災いして病院にかかっても, 医療費が原因で借金を背負うことがありません。

日本は学費が思いっきり安い 

日本は学費が思いっきり安いです。国公立大学の学費は4年間, 「たったの」250万円。

たったの, ってなんだ!

確かに, 簡単に支払える額ではありません。そして私立大学は4年間で600万円。(医歯系はもちろん, 国公立では400万円程度, 私立で2500万円程度するらしいですが)

アメリカを見てみましょう。

こちらの本によれば:

住んでいる場所と同じ州の公立大学 $9-11K (99-121万円)

住んでいる場所と別の州の公立大学 $22-26K (240-286万円)

私立で $34−36K (374-396万円)

かかるとのことです。これが年間の学費です。生活費は別です。医歯系はもっともっと高いそうです。公立でも4年間で500万円は軽く超えます。日本の倍です。ひやぁ。 学費が高くなっていった結果, 卒業した学生さんは平均で300万円程度の学生ローンを背負っています。Sally Maeと呼ばれるもともと国がすすめていた学生ローンに手をつけ, 借金を背負っているという自覚なく学生生活を優雅に過ごしてしまうと, 学生ローンが800万円を超え, 社会人になって10年以上学費の返済にまみれて過ごす・・・という例が今アメリカで増えています。この学生ローン, 自己破産してもチャラにはできない仕組みのようで, 一度ドツボにハマると, 一生債権回収の憂き目にあうとのこと。

アメリカでもコロナ以前は人手が足りない現象が起きていて, 各社がアルバイトの囲い込みに苦労することがありました。マクドナルドのアルバイトで優秀と認められたら, マクドナルドが学費を払ってくれる, というような広告を打って人を囲い込む事象もちらほら。学費をめぐる攻防がみられるのも自由すぎるアメリカの怖い一面です。

ファイヤー。そして老後問題。

もちろん, 終身雇用などはありません。日系企業で働く日本人の正社員はかなり守られています。今日でクビ!なんてことを言われなくて済むんですよね・・・。外資系企業だとありえる話で大変怖いです。若い人ほど人件費が安いので, まだ安全と考えられますが, 子供がいて, 大学に通い始めて, 家のローンもあって, という世代の人は人件費も高い傾向にあり, 結果が出ないとすぐにクビ, ということがありえます。

老後の年金?Social Security制度はすでに崩壊していて, 60代後半にならないと受給資格がありません。70になって初めて満額資格がもらえます。それだとどうにもならないので, 401k 日本でいう確定拠出年金制度があります。自分の老後資金は自分で稼いで自分で運用してくださいね, という制度です。国は何もしませんよ, ということがあらかじめ宣言されています・・。

自分で自分を守る

というわけで, アメリカ人は普通に生きていても借金を背負ってしまう環境にあります。

・緊急的に必要となった医療費

・高すぎる学費に起因した学生ローン

・振り返ることなく使い過ぎてしまったクレジットカード

・ローンで買ってしまった車・ボート・ペット・携帯端末・・・

そして

・夢のマイホーム。

そして使用者からはいつでも首を切られるリスクがあり, 安定はしません。老後資金も自分で運用していく必要があります。アメリカで満足に生活するためには, 自分の身を自分で守ることしかできません。対して, 日本:

・救急車はタダ

・医療は健康保険を払っていれば3割負担となるものがほとんど

・安いとは言えないが, 高くはない学費

平成以後, 平に成った30年間で貯蓄グセがついたのは今回の危機における唯一の救いかもしれません。アメリカ人の平均貯蓄額や貯蓄額中央値は日本人のそれを下回っています(情報源によってデータが様々あるようなので, ここでは紹介しません。)この貯蓄を切り崩すことで, 混乱期の生活を保てる方が大勢いらっしゃることを期待しています。何はともあれ, 自分は自分で守るしかありません。

国や公的機関の命令によって営業停止を食らっている(私有財産が公共のために用いられている?)ケースに関しては, 十分な補償がなされるべきです・・・が「憲法29条3項」はどう解釈されるのでしょうかね。

現状に感謝、できることなら現金でサポートを。

ひとまず感染者数の激増に直面していない現状は, 統計のからくりもあるのでしょうけど, ひとえに「気軽にお医者さんにかかれる状態・仕組み」があるからこその結果だと思います。手洗いうがいの習慣ができているから, とか靴を脱いで上がることが習慣づけられているから, などいろいろとささやかれていますが, これも教育の仕組みのおかげでしょう。

おい国!!補償しろ!とカンカンになるのではなく, まずはこんなすばらしい制度の中で守られて生きていることに感謝してみませんか。

そして, 恵まれない方々に対してドネーションできる余裕がもしあられるのでしたら, ぜひお願いいたします。日頃お世話になっているごはんやさんへ現金で・多めに支払ってみたり, 普段買わないものを追加で買ってみたり。お釣りはいらないよ, なんて言ってみたり。貢献の形は様々あると思います。

「キャッシュが一番ありがたい」「家賃はペイペイでペイできない」

自分と同じ気持ちをお店屋さんは持っているはずです。なによりもキャッシュフローが大切。ペイペイフローという財務諸表はありません。国は国で解決すべき問題がいっぱいありますけど, それは次回にでも。

 

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