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おかげさまで記事数がもうすぐ400に到達します!

英語スピーチの経験を積もう: Toastmastersの紹介

英語で話すこと, スピーチをすることを実践する場が欲しいな・・・・と思われたことはありませんか? Toastmasters というクラブが世界各地にあり, いろんな言語でスピーチをうまくなることを目的にした人々の集まりがあります。僕自身は参加し始めて2年目ですし, 偉そうに記事を書ける立場でもないのですが, Toastmastersで勉強できることと, 日々の会社員生活で使えることの共通部分について語ることができればと思って記事を書いてみました。

 

Toastmastersとは?

アメリカ・カリフォルニアで1924年に作られたスピーチをするクラブで, 143ヶ国に約17,000ほどのクラブが展開されています。費用は場所代等の違いからクラブによって違いますが, 比較的少額で相応以上の経験が得られるのでは?と思います。将来リーダーになりたい人, 英語の勉強をしたい人, 単にスピーチと自己主張を楽しんでいる人・・・参加する理由はひと様々です。僕が所属しているクラブは割と多国籍で, 少人数ながら刺激的。

日本を総括する団体のホームページはこちら。

http://district76.org/ja/

Toastmastersで勉強できること

Table Topics®: 与えられたテーマについて即興で話す

その日その日の担当の方が, 何らかのテーマを用意しています。そのテーマに沿った質問が4つ5つ出されるわけですが, その質問ひとつにつき1-2分程度, 英語の即興スピーチを行います。質問ひとつにつき発表人数はひとりなのですが・・・考える時間はおおよそ10-20秒。ハイッ!僕やります!って名乗り出ることもできれば, キミやってください!と推されることも。難しい質問がきても, 即刻対応しなければいけません。

バラエティ番組の芸能人たちが司会者に話を振られ, 何かうまく切り返して笑いをとる・・彼らはそれでご飯を食べてるのでクオリティがすごく高いですが, この就活的に言う「コミュニケーション能力」は意図的に経験しないと育たないものでもあります。普通の会社員にも求められている力ですが, 小中高校の学校システムでは経験することが少ないようにも思います。例え質が低くても, 経験は積んでいかないといけません。僕がToastmastersに参加するのはこの即興スピーチの経験を積みたいため, それに尽きます。

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Prepared Speech: 事前準備型スピーチ

スピーチテーマにもよりますが, 5−7分間の題目を用意して, みなさんにお話ししたいことを時間内にわかりやすく話すことが求められています。政治家や企業の幹部など, リーダーシップを執る役回りの人にみられるスピーチ形式です。スピーチを書いて, 文章を暗記してと, 準備に時間と労力がかかる形式ではありますが, その苦労分のリターンは得られるのではないかと思います。

Evaluation: 上記スピーチの評価をスピーチ

事前準備をしてくれた人に対して, 率直な評価をスピーチの形で投げかけます。2−3分の決められた時間枠内で, よかった点, 改善が必要と思われる点, 全体的な評価を盛り込みながら相手にポジティブな印象を持って帰ってもらえるように場を持っていく, みっつの中では一番難しい形式のスピーチです。

「人に評価をする」という経験はリーダーや管理職にでもならない限りできないことではありますが, チームを思った方向に持っていくためには必要な能力です。仕事の場ではいきなり結果が求められますが, こういったことを失敗しながら学ぶという貴重な体験ができるのがこのスピーチ形式です。

 

他人に言われないとわからないこと

時間

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大体の時間感覚を身につけることが必要です。クラブやものによってルールは違うのかもしれませんが, うちのクラブでは即興スピーチであれば30秒から2分30秒の間が合格とされています。短すぎてもダメ, 長すぎてもダメ。時間管理係が合格の表示を出している間に, 話をしっかりとまとめる必要があります。まとめるために早口になり過ぎてもいけないし・・勉強になります。1分から2分。人がスピーチを聞いていられる時間としてのゴールデンタイムです。

5−7分程度のスピーチであれば, 中身も体裁もしっかりとまとまっている必要があります。人前で緊張をすると練習通りにはいかないことがしばしば。用意した段落が飛んだり, 残り時間が少なくてあえて飛ばしたり・・・こういった経験は一人で積むことはできません。

「えー」

こないだ, 2分間の即興スピーチ(Table Topics®)をしました。もちろん, 即興なので考えながら話さなければいけません。単語を考えたり, 言葉を選んだりする場面もあります。考える時間は1秒未満じゃないかなあと思います。即興スピーチでその日一番うまかった人に与えられる賞をいただけたのですが, その後「えー」の数を数える担当の人に「驚きの17回!」と言われ, 落胆。だって無意識だもん!!

言葉選びのために考えることはあっても, 聞き手のことを考えれば, えーの数は極力減らさなければいけません。テレビに映る人, 売れっ子YouTuberたちは確かに「えー」とは言っていません。無意識を意識的に殺す・・・とても難しいです。

日頃の仕事で活かせる部分

平社員: 日頃の仕事では, 会議の場などで意見を話すことが多くあると思います。その意見は理路整然としていないといけないですし, 長過ぎず, 短過ぎず, わかりやすいものでなければいけません。日本語でやるのも難しいですが, 英語ならなおさら。なので僕は即興スピーチに力を入れて活動しています。

リーダー: 役割によっては人前で長時間のスピーチをしなければいけない人もいらっしゃるでしょう。そういった練習を積みたい方には事前準備型のスピーチが適するでしょう。

評価者: 上司が部下を評価する場合には, 傷付けずやる気を引き出さなければいけません。そういった評価手法を重点的に学びたいと思う方にはEvaluationに重点をおけばいいと思います。僕の会社では部下も上司に対して, 作文をもって良いことと改善点などを評価しなければいけません。難しいですが, 小さいながらもここでの経験が役に立ちました。

人それぞれの段階やニーズにあった活動ができる・・これまた魅力ですね!

みなさんも、ぜひ。

今はコロナのせいでほとんどがWeb Meetingの形をとっているのではないかと思います。普通のスピーチとは違って, Online Presence (画面の映り方を気にしながらスピーチ) を磨くいい練習となりますよ!

3つのスピーチ形式を各3−4人が経験すると, ミーティングは合計2時間程度になります。準備も多いので月2回となっているクラブが多いのではないでしょうか。 

興味あり!と思われた方, ぜひお近くのクラブを覗かれてみては? 自分の何かを変えたい, 何かを始めてみたい方, ぜひおすすめします!

 

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