ヒューストン中心部からIH-45を南下し, 約1時間。ガルベストン(Galveston)という町に行きました。珍しい, 使い終わった油田の設備が博物館として保存されているそうではないですか。これは行くしかない!
海上油田の掘削機・博物館
あたりは「メキシコ湾岸」なので, 当然の如く産油地帯です。
沿岸に近い井戸は掘り尽くしたのだろう, 油田として活用していた設備が博物館として再利用されています。地元の子供たちの親には沖合の海上油田で働いている人たちもいるのでしょう。お父さんはこういうところで働いているんだよ、と子どもに見せるための博物館のようにも見えました。
狭い空間・二段ベッド・共同生活・物資はヘリで定期的に輸送・・・(という写真は撮っていなかった, すいません)
空の色がいいですね!
沖合でごはんを作るシェフの人たちも大変である。インターネットはあるのだろうか。次家に帰って子供の顔をみるのはいつなんだろう。わからないけれど, 本人も家族も大変なことには変わりないです・・。
何かあったらこの小さいのに乗って避難するんだとか。
使い終わった油田を博物館として保存・・こういった発想の博物館は他にもあるのでしょうか。こういった珍しいところにはアジア人が来るようで, 何人かみかけました。
裏を返せば, それだけガルベストン(Galveston)において東アジア人はとても珍しい存在なのです・・・これは日本人であれ韓国人であれ, 中国人と間違われて邪険に扱われる可能性が高い, ということ。ベトナム戦争後にベトナムから米国に受け入れられた人たちがこの周辺でエビ漁船に乗って・・・という話はどこかのドラマで聞いたような。あ, いま人気の"Young Sheldon"か。コメディ。おもしろくて勉強になります。
別荘地帯
ガルベストン(Galveston)から南へ。1時間くらいでしょうか, 延々と両側が海という風景が広がります。そういったところは往々にして別荘地帯。高床式でハリケーンの浸水がすでに想定されているかのような造りの家々が立ち並びます。確かにきれいではあるがマリンスポーツというのは別荘を買ってまで楽しみたいものなのだろうか・・・腹を公衆に晒す自信のない筆者には全く縁のなさそうな世界である
概してこの辺りの建物は高床式である・・・
Intracoastal Waterway (沿岸内水路)
さて、アメリカにはIntracoastal Waterwayという3000マイル(4,800 km)に及ぶ水路があります。 (赤色表示)
自然にできた地形のほか, 人工的に掘った運河によって外海の厳しい環境に接することなく船が航行できる水路です。イメージ的には「太平洋岸沿いに陸奥湾から錦江湾まで太平洋に出ないですむ運河」でしょうか。軍事・国防目的もあるんでしょうけど。スケールが。笑。
詳しくはこちら
道路はそういった航路を跨ぐ必要があるので、必要以上とも思えるような高い橋でこれを跨いでいます。下記はFreeportではないですが, Port Arthurというテキサス州の町でIntracoastal Waterwayをまたぐ橋です。
こちらがFreeportの橋。
跨いだ先は何を作っているのかしりませんが, 化学の多国籍企業が立ち並び, Freeportの町の工場群がありました。そういえばLNGの基地があるとかないとかいっていたような・・・・液化設備, 全米で唯一ということだそうです。
なんだ, 日本人もビジネスをしにこういう田舎に来ているのか。。そのために東京・ヒューストン直航便なんてものがあるのかもしれないな・・
うーん。商売というのはなかなか難しいようだ。商社さんたちも大変だなあ
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