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アメリカ南西部横断記 Nov'22-10 色のない砂漠。カリフォルニアはアメリカではない別の国である

さあ。目指すはカリフォルニア南部のオレンジカウンティ。大谷翔平選手が活躍する地域に行くのが今回の旅の終着点。今回は遠回りをしてサンディエゴ (San Diego)を経由しますよ!!

San Diegoから北へ向かう道路が海沿いでとてもきれいなんだ!!というはずだったが, San Diegoでのんびりしていたら日が暮れてしまった!・・・というのはちょっと後の話。

 

砂漠。

アリゾナとは打って変わって色が変わり, カリフォルニアに入った瞬間に色が黄色くなりました。イメージしやすいいわゆる「砂漠」という感じの色です。

中央分離帯に設けられた休憩所より。メキシコから違法に入国した人がヒッチハイクしにくいようにあえて中央分離帯に作ったのかなあ・・

砂漠, 上空からも見てよくわかります。

近くに大消費地のロサンゼルス都市圏があることから, ソーラー発電をしても割に合うのか, 砂漠の至るところに太陽光パネルが見受けられました。これらは上空からしかわからない感じ。運転していたら砂漠・砂丘の中のただの道です。

砂丘のことは英語で(Sand) Dunesといいます。ドゥーンと砂が盛られているので砂丘, と単語覚えてください。笑。

メキシコが近いこの場所, ラジオからはスペイン語が聞こえてきます。Mexicali(メヒカリ)というメキシコの都市(Baja California州の州都)のラジオ"FM 91.5"のようです。何を言っているかよくわかりませんが, 電話番号やラジオ局の周波数の数字「エフェーメ・ノベンタユーノ・プント・スィンコ」だけはなんとか理解できるか・・・しかしまあ長く聞いてたら笑けてきました。

「ドット」ってスペイン語で「プント」なんですね。ドットコムはぷんとこむ。ちょっとかわいい。笑っちゃ失礼ですかね, すいません!

時差

CaliforniaとArizonaの間はコロラド川(Colorado River)が通っておりこれが州境になっていて, 冬はここで時間帯が変わります。冬だけ。なぜならCaliforniaはPacific Timeで夏時間を採用する州, ArizonaはMountain Timeで夏時間を採用しない州。夏はArizona/Californiaで時間は同じですが, 冬は1時間の時差が発生します。

一年を通して時間が変わらないことをいいことに, Arizonaにはデータセンターなんかが置かれやすいとかなんとか。

国境沿いを走る高速道路 I-8

アリゾナは砂漠, カリフォルニアに入っても砂漠, 大きな峠をいくつか越えて, 坂を降りたらいきなりSan Diegoの町・・よく通したな, こんな道・・。I-8は全米で4つしかない一桁のInterstateのうちのひとつです。

I-5とI-8の交点は全米で唯一の一桁Interstateどうしのインターチェンジです(どうでもいいか)

砂漠が終わったら強烈な山越えが待っていました。山道の途中で工事のための車線規制・・・130 km/hで快調に走っていたところ, 登り坂で突然渋滞が始まり, ついには数分間の完全停止。みなさんエンジンを切っていつ動くんだろう・・と気長に待ち続けてました。僕もサンルーフと窓を開け, 写真撮影をしながらポテチ(昼食)を頬張る・・・

渋滞が明けたら, 上下線を別に引かないと行けないくらいの峠道を70−80 mph(110-130 km/h)でみなさんビュンビュン走っていかれます。先を急ぎたいのはわかるけど・・・名阪国道のヘアピンカーブなんかを思い出してしまいました。トラックが右車線を塞ぎ, 乗用車は車間を開けず詰め詰めで高速走行・・・。こっわ!

 

上の地図を見たらわかるように, I-8は国境沿いを通ります。国境の壁がよく見えました。

人為的に引かれた壁、壁、壁。

山に悪いことは何もないのに, その山並みには強烈に線がひかれていました。

これのことかな・・・Build a Wall and Make Them Pay!!というのは・・。確かに, 壁がなかったらアメリカへは簡単に入れてしまうし中南米との間をちゃんと仕切っておくのは一理あるのかな。。

ストリートビューも一応載せておきますが, 遠くに見えますかね, 人為的に仕切ってしまった壁。こういうのがずっとみえています・・・ 国境防衛の人々はずっと見張っているのだろうか。

カリフォルニアはもはや別の国である

アメリカではない別の国・・というのはこういうこと。

もはや50ドル札1枚(当時のレートで7000円超)ではガソリンを満タンにすることすらできませんでした。給油サインが出てから給油したのですが, 8.7ガロンというのはタンクの半分強くらい。テキサスではプレミアムガソリンでも入れてあげよう〜とぶっこいてた余裕。$50札でも十分にお釣りをもらっていたのに。カリフォルニアではレギュラー様でも満足に入れられませんでした。

ごめんよレンタカーちゃん。カリフォルニアでSUVなんかに乗れる余裕はなかった。

え。$50使ったのに半分強しか入らんのやけど!

ガソリンが高すぎて小型車が当然な環境, リッチな人たちが自己顕示欲を満たすためにテスラに乗る・・・そこら中でテスラが走り回りまちを埋め尽くす・・・。急速充電設備に順番待ちが発生するとかしないとか。

テキサスはおろか, ニューメキシコアリゾナですら見たことのない光景が眼前に広がっておりました

庶民的なモールにテスラとテスラ。金持ちしか住めない町じゃないか・・・いつのまに!

 

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もくじ:アメリカ南西部横断記 Nov'22

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