左折なんて誰だってできる!
なんでそんなのがブログの1記事になるんだあ!!
そう思われた方, 必見です。
下の写真にある中央車線の使い方について書きたいがために 記事をひとつ。笑
Center Turning Lane (中央分離帯と左折車線の兼用)
道路の中央, 黄色い線で囲まれた車線は左折専用で使うためのレーン (Center Turning Lane)です。
使い方は2通り。
1) 道の向かい側 (左側) の施設に入りたいとき
2) 脇道から幹線道路へ左折するとき
この動画では走りすぎですが, 1) の左折イメージはこんな感じです。
ルール上, 約60 m (200 feet) までしか使ってはいけないことになっています
詳しくはこちら。
California Driver Handbook - Traffic Lanes
2) 脇道から幹線道路へ左折するときとは, 下記の青い車の場合です。
(画像:dmv.ca.gov より)
左折をするときに
・左から来る車(手前の車線) が切れて, タイミングがいい
けれど
・右から来る車(奥の車線) のタイミングがつかめない
こういうときには
脇道から真ん中のレーンに一度入って停止,
タイミングをつかんで右へ合流する左折
が認められています。
中には交通マナーが悪いのがいて, 真ん中レーンで停止しないといけないのを
加速レーンとして使うやつがいますが, そっとしておきましょう。
信号のある交差点で左折
左折信号が多いので, 日本の右折よりもかなり簡単です
アメリカでは赤矢印、黄矢印、青矢印のみっつが 信号機一番左に設けられています
カナダでは矢印信号を設置していない州があります。その際は「赤色2灯」「青色点滅」が矢印信号と同じ意味を持ちます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
左折レーンが2車線ある場合も多いですが, これは日本の右折と同様, 車線をしっかり守りましょう。さもないと下記のような動画に・・・(ヒヤリハット事例)
"YIELD" の左折は日本の右折と同じ
もちろん, 都市部で道幅が狭いところでは 日本の右折と同じやり方で左折することがあります。そのときは
LEFT TURN YIELD ON GREEN
[青になったら渡ってもよいですが, 相手が優先です]
イメージとしてはこういう交差点
交差点の向こうを拡大すると 確かにこの標識がみつかる
yield (いーるど)という言葉はなかなか出てきませんが
・服従
・有機合成化学における「収率」(原料から目的物質が何%作られたか)
といったところで目にします。交通においては「相手が優先」という意味です
Yield 標識 徐行標識
日本の「徐行」と似ていますが, 全く違います。
Yield to pedestrians: 歩行者優先 (=歩行者がいたら車は止まれ)
アメリカの交通ルールシリーズ
記事を読んで楽しいと思ってくださった方, よろしければぜひ, 読者になってください!
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